【ゲーム株概況(4/3)】ケイブが一転S高…新作への期待と決算発表への思惑で クルーズは昨年9月以来の3000円台回復

4月3日の東京株式市場では、日経平均株価は続伸し、前日比122.29円高の1万9435.08円で取引を終えた。前日の米市場高で市場に買い安心感が広がった格好となり、後場に入って上げ幅を拡大。日経平均株価は高値引けとなっている。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、前日は反落していたケイブ<3760>が一転してストップ高となるなど急騰した。あらためて、新作アプリ『ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい!~』のiOS版配信開始(関連記事)が材料視されているほか、今月14日発表予定の第3四半期決算をにらんだ思惑的な買いも入っているようだ。

また、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が2日付で、レーティングを「ニュートラル」から「オーバーウエート」に格上げし、目標株価も1630円から3300円へと引き上げたDeNA<2432>が大幅高で年初来高値を更新。同じく、三菱UFJモルガン・スタンレー証券証券が目標株価を1万4200円から2万8200円に引き上げた任天堂<7974>も高い。

ほか、Aiming<3911>が買われたほか、クルーズは『ファイナルファンタジーグランドマスターズ』への期待感を背景に終値ベースでは昨年9月1日以来となる3000円台を回復した。

半面、前日はLINE関連銘柄として物色を集めたエイチーム<3662>やメディア工房<3815>などは軟調で、イマジニア<4644>は大幅反落。モバイルファクトリー<3912>やアエリア<3758>、アクロディア<3823>の下げがきつい。

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■関連銘柄
株式会社ケイブ
http://www.cave.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ケイブ
設立
1994年6月
代表者
代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役CFO 伊藤 裕章
決算期
5月
直近業績
売上高122億7400万円、営業利益18億7000万円、経常利益19億4300万円、最終利益14億4100万円(2024年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3760
企業データを見る
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
https://dena.com/jp/

会社情報

会社名
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
設立
1999年3月
代表者
代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
決算期
3月
直近業績
売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2432
企業データを見る
クルーズ株式会社
http://crooz.co.jp/

会社情報

会社名
クルーズ株式会社
設立
2001年5月
代表者
代表取締役社長 小渕 宏二
決算期
3月
直近業績
売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
2138
企業データを見る