Repro、DGインキュベーションとブレインパッド、SHIFTから1億円調達…モバイルアプリ動画分析ツール「Repro」の機能追加と海外展開を強化

モバイルアプリ向けのアナリティクスツール「Repro」を提供しているReproは、4月22日、デジタルガレージ<4819>系のDGインキュベーション、ブレインパッド<3655>、SHIFT<3697>に対して、総額1億円の第三者割当増資を実施したことを明らかにした。また、本日より、iOSアプリ向けの「Repro」正式版を提供開始するとともに、海外展開に向けたマーケティング活動を開始するという。

「Repro」は、従来からあるアナリティクス機能に加え、実際のユーザのアプリ内での行動をリアルタイムに動画で分析し、データを提供するサービス。「Repro」を利用することで従来のツールでは分からなかった実際のユーザ行動に基づき、アプリの課題発見や改善方法の検討が行えるようになる。取得する情報は、タップ操作などアプリ改善に必要な操作情報で、ユーザが許可しない通信情報や個人情報は取得しない。

「Repro」は、2014年7月より、iOS向けベータ版を提供開始して以来、EC/フリマ、キュレーションメディア、ライトゲーム、SNS、業務系などで利用されている。2015年に取得されたユーザ行動の動画数はすでに2014年の4倍を超えたという。正式版は、アナリティクスや動画によるユーザ行動観察のための機能追加を随時行い、海外展開を視野に入れ英語にも対応した。今後、Android向けベータ版を提供する予定だ。

今回の資金調達によってさらなる経営基盤の強化を図るとともに、開発人材拡充やインフラ増強、マーケティング強化を行っていく考え。今後は、ブレインパッドのビッグデータ関連サービスやSHIFTのアプリテストサービスとの連携によるアプリ成長支援機能の拡充を図る。2016年からは海外における本格的なビジネス展開を予定しており、DGグループと協力しながらマーケティング活動を進めていくとのこと。


1.ファネル分析
ステップの達成数の確認はもちろん、達成率/離脱率を表す数字部分をクリックすることで、達成したユーザ、達成しなかったユーザ、それぞれの動画を確認することができます。動画再生画面では、ユーザの画面遷移やタップ情報等を動画で確認することができます。


2.リテンション分析
どのようなアクションをするとユーザが定着するのか簡単に分析できます。


3.コンバージョン分析
アプリの機能追加やデザイン変更が有効だったか簡単にわかります。


4.バグレポート
バグが発生した状況を動画で再現するので、バグを再現しやすくなります。