【ゲーム株概況(4/23)】『LINE タワーライジング』の事前登録開始でグリーが乱高下 コロプラは大幅続伸で3月下落時のマド埋めを完了
4月23日の東京株式市場では、日経平均株価は3日続伸し、前日比53.75円高の2万187.65円で取引を終えた。発表シーズンが本格化してきた3月期決算銘柄の企業業績への期待感から買いが優勢な展開となっている。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、Aiming<3911>が大幅高し、ザラ場ベースで上場来高値と同値まで上昇した。足元目新しい材料が浮上したわけではないが、4月30日に発表予定の第1四半期決算に対する期待感が株価を押し上げているもよう。
また、コロプラ<3668>が大幅続伸し、3月後半の下落時に空けたマドを埋めた。第2四半期決算発表(4月30日)が近づいてくるに伴い、出遅れ修正の意識が強まっているとともに、直近は新作『バトルガール ハイスクール』の好調なスタートが評価されている面もあるようだ。
後場に入ってダイナミックな動きを見せたのが、グリー<3632>だ。グリーは、LINEとの共同出資会社であるEpic Voyageの第1弾タイトル『LINE タワーライジング』の事前登録を開始したと発表(関連記事)したことで、一時は880円まで買われたものの、資金の逃げ足は速く、結局は前日比3円高の815円で取引を終えるなど、“往って来い”の展開となった。
半面、下げがきつかったのは、モバイルファクトリー<3912>やガーラ<4777>、アクロディア<3823>といったあたりか。モバイルファクトリーは、東証が開示していた決算発表予定よりも約1週間早く第1四半期が発表(関連記事)されたが、これでひとまず材料出尽くしとみた売り物に押される展開となっている。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- グリー株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632
会社情報
- 会社名
- 株式会社コロプラ
- 設立
- 2008年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 チーフクリエイター 馬場 功淳/代表取締役社長 宮本 貴志
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高309億2600万円、営業利益28億5800万円、経常利益32億7600万円、最終利益18億9300万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3668