ドリコム<3793>は、4月27日、新作スマートフォンゲーム『崖っぷちバスターズ』をリリースした。
「プロデューサーが崖っぷちです。」
というプレスリリースで話題になった本作だが、タイトル名は途中、『COLOR』から『崖っぷちバスターズ』に変更された。「崖っぷち」とは何なのか、これまでの引っ張りアクションゲームとはどういった点で異なっているのか。今回、『崖っぷちバスターズ』の特徴と魅力をお届けしよう。
■敵をリングから突き落とす…STOPアクションやギミック満載のステージも注目
早速、アプリを立ち上げてみると、まずは最初に仲間にできるキャラクターを選択、次にチュートリアルを突破していよいよゲーム開始となった。バトルの基本は、簡単操作の3ステップ、味方のユニットを「1、ひっぱって」「2、敵にぶつけて」「3、止める」だけ。さらに簡単操作の3ステップに加え、テクニック要素として壁を壊して、敵のモンスターを突き落す要素が加わっている。
従来からある「ひっぱって」「ぶつける」だけではなく、壁を壊して、敵にぶつけて、崖から敵をリングアウトさせていくところが本作のユニークなところである。戦略が上手くハマった時の爽快感は、従来のひっぱりゲームでは味わえない心地良さがある。
また、壁や床には特徴があるようだ。例えば、「強力に跳ね返される壁」「当たるとダメージ」「くっつく壁」「落とし穴」など様々なギミックが用意されている。
戦略的に壁を壊していくと、効率良く敵モンスターを崖から落とすことができるものの、逆に味方も落ちやすくなるため注意が必要だ。崖から突き落された敵や味方は、いろんなセリフを発しながら消えてゆくが、気になったのはこのセリフは「最後の灯火」。実に切ない。ちなみに、セリフは設定から変更できるそうだ。
自身のユニットが崖から落ちそうになったら、画面の好きな場所をタップし、ユニットを止めることもできる。プレイしてすぐに気づいたのだが、本作で「STOPアクション」がかなり重要な要素となっている。少しでも判断が遅れると、味方のユニットを巻き添えに落ちてしまう場合もある。初めは慣れるのに時間が必要だが、使いこなせるようになるとゲームが俄然楽しくなる。
もう一つの注目点として、バトル中に、突然キャラクターの頭に電球マークが表示されることがあることだ。これは必殺技を閃いた合図となり、一発逆転の可能性を秘めた必殺技を閃く場合がある。必殺技を閃くか閃かないかは運次第となっているようだ。クエストをクリアすると閃いた必殺技はゲットできる。
■地元のてっぺんを争うエリアバトルは白熱することまちがいなし
そしてSGI編集部としても注目しているポイントとして、「エリアバトル」があげられる。地域に属するプレイヤーと地元最強を目指すことができるバトルモードだ。所属エリアでポイントを稼ぎながら週に1度集計されるランキングで1位になると、所属エリアの命名権や報酬を受け取ることができる。
まずは所属エリアを決める必要がある。地元、学校、職場、田舎、旅行先、テーマパーク、ファミレス、たまり場など制圧したい場所に赴きエリアの設定を行う。そして、バトルをこなして、ポイントをためていき、ライバルたちとのスコア競争に勝てば、エリアを制圧することができる。
一度命名しても、スコア競争に敗れ誰かがそのエリアを制圧してしまうと、制圧した人に命名権が移ってしまうので注意が必要だ。したがって、自分の住まいの近くか、毎日のように行く場所がいいだろう。遊び方としては、職場の同僚と一緒にエリア制圧を競い合ったり、近くに住む友人やご近所さんと競い合ったりするのもいいのではないか。
リリース後には、地域のNo.1同士で都道府県単位でのてっぺん争い、東日本、西日本、そして全国No.1を競うなどゲーム内イベントとしても盛り上がりそうだ。これ以外にも、実施期間を限定したうえで、特定の地域や施設などで大会を行うということも考えられる。位置情報を使ったゲームでは定番だが、リアルイベントやO2O施策を行うことも可能だ。遊びとしてもビジネスとしても地域振興としてもかなりの広がりが期待できるのではないか。
最後に本作のナビキャラ「鬼火」を紹介しておきたい。色んな場面で現れるキャラクターなので、要チェックだ。
エリアでの覇権争いや「STOP」アクション、ギミック満載の壁など、従来のひっぱりアクションゲームとは一味も二味も異なる要素が盛り込まれている『崖っぷちバスターズ』。当サイトとしても"おすすめ"のタイトルとしてあげておきたい。
(編集:木村英彦 制作協力:株式会社ドリコム)
■『崖っぷちバスターズ』
(C)Drecom Co., Ltd.
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793