【速報】グリー、第3四半期は売上高27％減、営業利益44％減…QonQでは減収ながら営業利益1.8％増　投資有価証券の売却益で通期純利益は上方修正

 
対前年同期比では大幅な減収減益が続いているが、四半期ベースでの推移（QonQ）を見ると、売上高は前四半期比21.3％減の219億円ながら、コストコントロールの徹底により、営業利益は同1.8％増の49億円と増収での着地となっている。なお、費用はマスプロモーションの抑制により広告宣伝費を大きく削減しており、費用合計は四半期対比で12％の削減となっている。
 
ネイティブゲームについては、『消滅都市』が継続的な成長を見せているほか、新規タイトルもLINEとの協業タイトル『LINE タワーライジング』や国内向けタイトルである『ポイッとヒーロー』『パズクエ』が最終仕込みに入り、クロスボーダー向けの複数タイトルも準備が進んでいるとしている。

なお、2015年6月期通期の予想については、収益源であるウェブゲームが想定よりも軟調に推移したことで、売上高を従来予想の980億円から935億円（前期比25.6％減）に下方修正。ただし、営業利益は200億円（同42.9％減）、経常利益は240億円（同33.4％減）と予想が据え置かれ、当期純利益は投資有価証券売却益の計上により、従来予想のゼロから10億円（前期比94.2％減）に上方修正されている。