【速報】ネクソン、第1四半期は営業益4.9%増の222億円で着地…旧正月で中国・韓国のPCオンライン・モバイルゲームが好調

ネクソン<3659>は、5月14日、第1四半期(2015年1~3月期)の連結決算(IFRS)を発表し、売上収益519億円(前年同期比9.4%増)、営業利益222億円(同4.9%増)、最終利益185億円(同14.8%増)だった。

 


同社では、旧正月から3月にかけての中国及び韓国で好調に推移したことに加え、広告宣伝費と人件費を抑制することに成功したため、と説明している。売上収益の内訳は、PCオンラインゲームの売上収益は8%増の436億円、モバイルゲームは16%増の84億円だった。

地域セグメント別の状況は以下のとおり。

① 日本
売上収益58億円(前年同期比27.8%減)、セグメント損益2億円の赤字(前年同期は7億円の黒字)と減収・赤字転落となった。PCオンラインゲームとモバイルゲームともに減収となった。


② 韓国
売上収益430億円(同19.7%増)、セグメント利益232億円(同11.0%増)だった。旧正月による強い季節性が例年見られた。韓国国内においては好調な既存PCオンラインゲーム及び既存モバイルゲームが業績に寄与した。また、韓国セグメントの売上収益には、子会社であるネクソン・コリア・コーポレーションの傘下にあるネオプル・インクの中国におけるライセンス供与に係るロイヤリティ収益が含まれる。中国における主力PCオンラインゲーム『アラド戦記』の2月後半から3月に実施したコンテンツアップデート及びアイテムセールがユーザーの好評を博したことによるロイヤリティ収益の増加が業績に寄与した。


③ 中国
売上収益8億円(同45.0%減)、セグメント利益3億円(同65.1%減)だった。既存のPCオンラインゲームに係るコンサルティング収入が減少した。


④ 北米
売上収益17億円(同35.2%増)、セグメント損益6億円の赤字(前年同期は3億円の赤字)だった。配信中のゲームタイトルの運用やマーケティングの改善により一部のタイトルが増収となったが、新規モバイルタイトルのマーケティング費用の増加により利益が減少した。



■2015年12月期の見通し

2015年12月通期の見通しは非開示。第2四半期(15年4~6月期)の見通しを開示しており、売上収益922~949億円(前年同期比9.3~12.5%増)、営業利益310~332億円(同0.4%減~6.9%増)、最終利益257~284億円(同27.1~38.4%増)を見込む。

 
株式会社ネクソン
http://www.nexon.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ネクソン
設立
2002年12月
代表者
代表取締役社長 イ・ジョンホン(李 政憲)/代表取締役CFO 植村 士朗
決算期
12月
直近業績
売上収益4233億5600万円、営業利益1347億4500万円、最終利益706億0900万円(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3659
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