エクストリーム、15年3月期売上高は25%増、営業益は200万円→1億8500万円へ急改善 スマホアプリ市場の好調背景にソリューション事業の受注拡大

エクストリーム<6033>は、5月14日、2015年3月期の決算(非連結)を発表、売上高16億6700円(前々期比25.1%増)、営業利益1億8500万円(前々期実績200万円)、経常利益1億7600万円(同200万円)、当期純利益1億900万円(同2700万円の赤字)となった。売上高で2ケタの増収を達成するとともに、各利益は大幅な改善を見せる結果となっている。
 

各セグメントごとの状況は以下の通り。

①ソリューション事業…売上高14億4758万円(前々期比43.9%増)、セグメント利益3億5904万円(同33.9%増)
ソーシャルゲーム・スマートフォンアプリ市場の好調を背景に受注が順調に拡大。年間稼働プロジェクト数は2,563となり、前年同期比42.3%増となった。

②コンテンツプロパティ事業…売上高2億1962万円(同32.7%減)、セグメント利益1357万円(前々期1億774万円の赤字)
前事業年度に続き、PC向けオンラインゲームの企画・開発・運営に注力。ゲームサービスでは、既存タイトル『桃色大戦ぱいろん・ぷらす』が課金サービス開始から6年経過したが、定着したファンの支持を引き続き得ている。また、後発として投入したブラウザ版『桃色大戦ぱいろん・生』についても一般的なブラウザゲームの寿命と言われる1年を大きく超え、引き続き高い支持を得ている。一方、第3四半期にサービス開始を予定していた『桃色大戦ぱいろん~モバ雀~』は、開発遅延が発生し、結果的に収益に貢献することができなかった。

ライセンスサービスは、元祖ゆるキャラ「うみにん」シリーズを中心に積極的なプロモーションを実施。東京駅キャラクターストリートうみにんショップ運営、さいたまスーパーアリーナ夏祭りイベント出展、秋の高円寺フェス出展など、リアルプロモーションを主体に積極的なPR活動を行った。協業開発サービスについては、大手ゲームパブリッシャーよりブラウザゲーム開発案件を受託し、売上形成に貢献した。

なお、2016年3月期については、ソリューション事業の稼動プロジェクト数の好調な推移が引き続き見込まれることなどから、売上高22億円(前期比32.0%増)、営業利益2億円(同8.2%増)、経常利益1億8500万円(同5.4%増)、当期純利益1億1700万円(同7.5%増)と増収増益を見込んでいる。
 

 
株式会社エクストリーム
https://www.e-xtreme.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社エクストリーム
設立
2005年5月
代表者
代表取締役社長CEO 佐藤 昌平
決算期
3月
直近業績
売上高88億1600万円、営業利益10億2400万円、経常利益11億7400万円、最終利益8億1400万円(2023年3月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
6033
企業データを見る