『Candy Crush Saga』で有名な英国モバイルゲーム会社King Digital Entertainment<NYSE:KING>は、5月14日、2015年12月期第1四半期(1Q、1-3月期)の決算を発表した。1Qは、売上高が5億7000万ドル(日本円:約681億円)、最終利益は1億9670万ドル(同:約235億円)とQonQで微増に。先行指標として利用される受注総額(Gross Booking)は6億400万ドル(同:約722億円)。
引き続き、主力タイトル『Candy Crush Saga』や『Farm Heroes Saga』に加えて、姉妹作『Candy Crush Soda Saga』がApp StoreとGoogle Playの売上ランキングで短期間で上位に入るなど高いパフォーマンスを示したことが、増収要因になったとのこと。また、今後も新作タイトルの投入で業績を伸ばしていくとした。
受注総額のうち『Candy Crush Saga』以外のタイトルは全体の62%に相当する3億7500万ドルとなった。『Candy Crush Saga』への依存度は、QonQで55%からさらに7%低下したことになり、主力タイトルに頼らずとも全体を通して売上が確保できることを証明している。
姉妹作『Candy Crush Soda Saga』の伸びも堅調で、同社のDAUやMAUなどの各種KPIを押し上げた。1Qの各種KPIをみると、DAUは1億5800万人、MAUは5億5000万人、MUU(1か月あたりのユニークユーザー数)は3億6400万人と全体を通して上昇となった。