Zynga、1~3月期はQonQで減収・赤字幅拡大…広告収入落ち込むもモバイルゲームが伸長

米国Zynga<NASDAQ:ZNGA>は、5月6日、2015年第1四半期(1~3月期)の決算を発表した。1~3月期の業績は、売上高は前四半期比(14年10~12月期)に比べて5%減(QonQ)の1億8300万ドルと減収だった。内訳は、主力のオンラインゲームが同10%増の1億4800万ドルと伸びた一方、広告収入が39%減の3500万ドルとなった。
 



損益面では、営業損益は5400万ドルの赤字となり、前四半期の4900万ドルの赤字から赤字幅が拡大した。多額の研究開発費が負担となっている模様だ。同様に最終損益は4600万ドルの赤字となり、前四半期の4500万ドルの赤字から拡大した。ただ、先行指標として利用される受注額(Booking)は同8%増の1億6700万ドルと伸びたとのこと。

第4四半期のKPIについては、DAU(Daily active users)が前四半期比4%増の2500万人、MAU(Monthly active users)が同3%増の1億人、MUUs(Monthly unique users)が同10%増の7300万人、ABPU(Average daily bookings per average DAU)が同10%減の0.064ドルだった。
 




■モバイルが引き続き拡大

スマートフォン対応の遅れで苦戦してきたZyngaだが、徐々にだがモバイルの比率が上がっている。モバイル経由のブッキングは、15年1~3月期は63%となり、14年10~12月の60%から拡大した。
 



■第2四半期の見通し

第2四半期(4~6月期)の見通しは、売上高が1億7500万ドル~1億9000万ドルのレンジで、最終損益については5400万ドルから5000万ドルの赤字となる。
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