ACCESS、第1四半期は60%減収・赤字転落ーフィーチャフォンの販売減が直撃

ACCESS<4813>が本日(5月31日)に発表した第1四半期(2~4月期)の連結業績は、売上高28億7400万円(前年同期比60.6%減)、営業損益7億0700万円の赤字(同8億0900万円の黒字)、経常損益5億8300万円の赤字(同8億6800万円の黒字)、四半期純損益10億2100万円の赤字(同9億1700万円の黒字)だった。 携帯電話用ブラウザ「NETFRONT」について、フィーチャフォンの出荷台数減少が影響し、利益率の高いロイヤリティー収入が大幅に減少したことが主な要因だったようだ。同社の決算説明会資料によれば、粗利益率90%台のロイヤリティー収入が前年同期54億2800万円から15億4800万円と大幅に低下している。 販売管理費は前年同期比48%減の23億7200万円と大幅に抑制できたものの、売上高と売上総利益の大幅な減少もあり、赤字転落を余儀なくされた格好だ。また、最終損益については、特別退職金5億8600万円や、投資有価証券評価損1億3700万円などを、特別損失として計上したことが響いた。   ■2012年1月通期 2012年1月通期は、売上高170億円(前期比32.3%減)、営業利益16億円(同64.6%減)、経常利益16億円(同62.9%減)、当期純利益2億5000万円(同40.9%減)を見込む。