今回は、バンダイと並んで、大規模な出展を行っていたタカラトミーのブースを紹介したい。7月18日発売予定の『ベイブレードバースト』を中心に男児・女児向けと幅広い玩具を出展していたが、今回は、ゲーム系を中心に取り上げておく。
■トレーディングカードゲーム
ゲーム系では、大ヒットタイトル『ウィクロス』のほか、『ハイキュー!!バボカ!!』、『デュエルマスターズ』といったトレーディングカードゲームが出展されていた。『ウィクロス』は、昨年春に発売開始となったタイトルだが、発売後しばらくは売り切れが続くほどの人気となった。アニメとの相乗効果もあって、現在でも引き続き人気になっているという。今後、劇場版公開に合わせた取り組みや大会なども行っていくそうだ。
『ハイキュー!!バボカ!!』は、昨年4月にアニメの放送開始とともに発売されたタイトルだが、女性を中心にユーザーを集めているそうだ。バレーボールを模したシンプルなルールが特徴で、記者も遊び方を説明してもらったのだが、わかりやすくて楽しい(一般日での講習はないとのこと)。バレーボールのルールの概要さえ把握していれば、少し教えてもらうだけですぐに習得できる。TCG初心者にはピッタリのタイトルで、個人的にも継続的に遊びたくなった。
【追記】
サーブ、レシーブ、トス、アタック、ブロックといったフェイズごとに手持ちのカードを出して、そのパラメータを競い合うもので、ゲームの流れはバレーボールと同じである。アタックやサーブを決めるとそのセットでの勝利となり、先に3セット取ったほうが試合に勝利する。カードには、特殊効果やアクションカードとよばれるカードもあり、これをうまく使うことが勝敗のカギをにぎる。
『デュエルマスターズ』は、こちらは15年にわたって提供されている長寿タイトルだが、6月22日から『パズル&ドラゴンズ』とのコラボを行う予定だ。このほか、ホビージャパンと『アルスラーン戦記』のボードゲームも開発しているそうだ。ライトからヘビーユーザーまで楽しめるゲームシステムとし、アルスラーン戦記を再現するものになるという。10月発売予定で、価格は6000円(税別)。
■キッズ向けスマートウォッチ『Play Watch』
6月20日に発売する予定のウェアラブルトイも展示されていた。3種類のゲームがついているほか、録音やカメラ機能、ムービー機能、タイマー、アルバム機能などが搭載されているとのこと。セガトイズとは違った考え方で作られている。操作はボタンのほか、タッチ操作で行うことができる。
撮影した画像・動画や音声ファイルなどのデータは内蔵メモリに保存し、同梱のUSBケーブルを使ってパソコンにデータを転送したり、充電したりすることができるという。充電池は3時間で充電することができ、ハード使用であれば1日、ふつう使用で2~3日、時計のみの使用で2週間持つそうだ。
また、インターネット接続やWi-Fi接続などの通信機能は搭載していないため、課金やネット上でのトラブルの心配がなく、安心して遊べるようになっているという。
なお、色は、ブルー・ピンク・ホワイト・パープルの4種類が用意されている。セガトイズの場合は女児をメインターゲットとしているが、こちらは男女双方に対応しているとのこと。価格は、全4種各7980円となる(税別)。
■『プリパラ』ミルコレ・サイリムチャーム
アーケードゲーム筐体『プリパラ』で「ドリームシアター」の実装に合わせて導入された「サイリウムチャーム」だが、新バージョンも出展されていた。こちらは開発中のため写真撮影は無理だったが、ゲームプレイ時に利用することで、ゲームの音楽からパワーをチャージすることでチャージに内蔵された限定コードがゲーム内でも使えるようになる。
7月発売予定の「ミルコレメーカーDXマイデザインコレクション」も展示されていた。ミルコレメーカーは様々なシールを組み合わせて、ゲーム内で使えるオリジナルコーデが作れるグッズだが、新製品では付属の衣装の柄も選べるようになり、よりオリジナリティの高いコーデが作れるようになる。価格は4500円(税別)。さらに限定トモチケも付属するとのこと。
(編集部 木村英彦)
会社情報
- 会社名
- 株式会社タカラトミー
- 設立
- 1953年1月
- 代表者
- 代表取締役会長CEO 富山 幹太郎/代表取締役社長COO 小島 一洋
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2083億2600万円、営業利益188億1800万円、経常利益178億700万円、最終利益98億800万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7867