【ゲーム株概況(6/25)】任天堂やサイバーエージェントが堅調 『Glee Forever!』の海外配信発表でKLabは目先材料出尽くしに
6月25日の東京株式市場では、日経平均株価は5日ぶりの反落となり、前日比96.63円安の2万771.40円で取引を終えた。ギリシャ問題が難航し、欧米市場が下落したことを受け、朝方から売り物が優勢の展開となった。また、ITバブル後の高値更新で、目先は目標達成感が出ていることも影響した模様だ。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、全体にさえない銘柄が目立つ中で、任天堂<7974>やサイバーエージェント<4751>が堅調。サイバーエージェントは、リアルワールド<3691>との提携が報じられたことなどが刺激になったようだ。
また、ゲーム関連以外の材料で動いたのが、CRI・ミドルウェア<3698>だ。慶應義塾大学医学部の「在宅医療支援システム」構築プロジェクトへの参画を発表したことが材料視されている。
半面、苦しい値動きとなったのが、KLab<3656>だ。人気海外ドラマ「Glee」の音楽ゲーム『Glee Forever!』を6月30日よりカナダとオーストラリアで配信すると発表（関連記事）したものの、新作期待でここまで株価が買われてきた経緯があったことから、むしろこれで材料出尽くしとみた売り物が集中したもようだ。
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KLabが急落、朝方の2100円接近から1700円台まで売られる…『Glee Forever!』のカナダとオーストラリアの先行配信発表で材料出尽くしに
ほか、アエリア<3689>やアクロディア<3823>、イグニス<3689>などが売られた。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円（2023年9月期）
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克／代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字（2023年12月期）
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656
会社情報
- 会社名
- 株式会社CRI・ミドルウェア
- 設立
- 2001年8月
- 代表者
- 代表取締役会長 鈴木 正彦／代表取締役社長 押見 正雄
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高28億4000万円、営業利益9700万円、経常利益1億3800万円、最終損益3億3900万円の赤字（2022年9月期）
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3698