【ゲーム株概況(7/1)】ガーラが異彩を放つS高 『ランページ ランド ランカーズ』7月配信決定のスクエニHDも高い アエリアは利益確定売り優勢に
7月1日の東京株式市場では、日経平均株価は続伸し、前日比93.29円高の2万329.32円で取引を終えた。朝方発表された6月の日銀短観が市場の予想を上回ったことで、ひとまず買い安心感が強まる形となった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ガーラ<4777>がストップ高となるなど異彩を放つ上昇を演じた。特に目新しい材料は浮上しておらず、株価1000円割れで、売り一巡と受け止められたことなどから買い戻しの動きが活発化したもようだ。また、『Flyff All Stars』が日本語版で50万ダウンロード、全世界で100万ダウンロードを達成したことで、その業績面への貢献が意識されている側面もあるようだ。
また、ミクシィ<2121>やドリコム<3793>、エクストリーム<6033>などが高く、大手ゲーム株では任天堂<7974>やスクエニHD<9684>が買われた。スクエニHDは、『ランページ ランド ランカーズ』の7月配信を決定(関連記事)したことなども評価材料となっているもよう。
半面、ケイブ<3760>が急反落したほか、アエリア<3758>も売られた。アエリアは、『パラナイ~守護騎士 Palladium Knights~』Android版の事前登録を開始(関連記事)したことを発表したものの、『アイ★チュウ』Android版配信開始や約12億円を資金調達の発表を材料に6月26日にストップ高となるなど大きく値を上げていただけに、利益確定売りが優勢な展開となっているもよう。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
- 設立
- 1975年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3563億4400万円、営業利益325億5800万円、経常利益415億4100万円、最終利益149億1200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9684
会社情報
- 会社名
- 株式会社ガーラ
- 設立
- 1993年9月
- 代表者
- 代表取締役 グループCEO キム・ヒョンス
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高14億9700万円、営業損益2億9600万円の赤字、経常損益2億6200万円の赤字、最終損益2億3000万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4777