シリコンスタジオ、15年11月期の営業益予想を60%下方修正、9.03億円→3.62億円…ミドルウェア堅調もスマホアプリが計画未達で

シリコンスタジオ<3907>は、7月3日、2015年11月期の連結業績予想を下方修正し、売上高87億0200万円(前回予想92億7700万円)、営業利益3億6200万円(同9億0300万円)、経常利益3億4800万円(同8億8700万円)、最終利益2億0200万円(同5億3200万円)にそれぞれ下方修正した。
 
従来予想からの修正率は、売上高が6.2%減、営業利益が59.9%減、経常利益が60.7%減、最終利益が62.0%減となる。増益予想から一転して減益となる見込みになった。
 
 
同社では、新規ミドルウェア販売件数と保守サポート継続件数 、コンテンツ事業における既存タイトルの収益については堅調に推移しているものの、新規リリースタイトルの計画未達となったため、と説明している。
 
「ワンダーブロック」は、 リリース当初のダウンロード数やアクティブユーザー数といった各種指標は順調であったが、ライトユーザーを含めた幅広いユーザーの取り込みに主眼を置いたため、想定以上に無課金で楽しめるコンテンツとなったという。イベントの実施やキャラクターの追加といった各種施策を講じたが、それらの効果も限定的だったとのこと。
 
また「グランスフィア」は、売上高とダウンロード数といった各種指標は堅調だが、開発過程でより多くのユーザーを獲得し収 益性の向上を図るためには、α版の結果を受けて新機能の追加等が必要であるとβ版開発開始時に判断し、配信時期が2カ月遅れることとなったことも響いた。
 
なお、これを受けて、7月から11月までの期間、以下の役員報酬の減額を行うことを明らかにした。
 
代表取締役会長 (1名):報酬月額の 60%
代表取締役社長 (1名):報酬月額の 60%
常務取締役 (1名):報酬月額の 60%
取締役(社外取締役を除く) (3名):報酬月額の 30%
子会社取締役 (2名):報酬月額の 30%
シリコンスタジオ株式会社
http://www.siliconstudio.co.jp

会社情報

会社名
シリコンスタジオ株式会社
設立
2000年1月
代表者
代表取締役社長 梶谷 眞一郎
決算期
11月
直近業績
売上高45億5400万円、営業利益2億3800万円、経常利益2億4600万円、最終利益2億円(2023年11月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3907
企業データを見る