【ゲーム株概況(7/6)】新作を材料にモブキャスト、ユナイテッド、アエリアなどが高い 15年11月期予想を大幅減額のシリコンスタジオはS安
7月6日の東京株式市場では、日経平均株価は大幅反落し、前日比427.67円安の2万112.12円で取引を終えた。5日のギリシャの国民投票で緊縮財政への反対が多数を占めたことで、今後のギリシャのユーロ圏離脱が現実味を帯びてきており、市場のリスク回避の動きが一気に強まっている。ただ、日経平均は一時下げ幅500円超に達する場面もあったが、2万円の大台を前に踏みとどまった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、全体市場と同様に軟調な銘柄が目立つ中で、モブキャスト<3664>が高い。モブキャストは、前週末3日に新作『爆走!モンスターダッシュ』のダウンロード数が、7月2日の配信開始から24時間以内に10万ダウンロードを突破したと発表(関連記事)したことが材料視された。同社については、本作のリリース直後に材料出尽くしに押されて、先んじて株価が下げていたことも結果的にこの軟地合いで買い戻される要因となっているもようだ。
また、子会社リベルが『アイ★チュウ』のiOS版を3日にリリース(関連記事)したアエリア<3758>や、子会社ヒッポスラボが『モンスタービート』の事前登録を実施中で、出資先のトランスリミットが新作『Brain Dots』をリリース(関連記事)したユナイテッド<2497>も買われた。
半面、前週末に2015年11月期の連結業績予想の下方修正を発表(関連記事)したシリコンスタジオ<3907>は、朝方から売りが殺到し、ストップ安比例配分になるなど急落。前週末に恋愛ドラマアプリ『花より男子~F4とファーストキス~』をリリース(関連記事)したボルテージ<3639>は、利益確定売りに押された。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社モブキャストホールディングス
- 設立
- 2004年3月
- 代表者
- 代表取締役CEO 藪 考樹
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7100万円、営業損益4億2800万円の赤字、経常損益4億3600万円の赤字、最終損益3億8000万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3664
会社情報
- 会社名
- ユナイテッド株式会社
- 設立
- 1998年2月
- 代表者
- 代表取締役社長兼執行役員 早川 与規/代表取締役兼執行役員 金子 陽三
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 2497