【ゲーム株概況(7/7)】シリコンスタジオは大幅続落で新安値を記録 新作への期待感背景にクルーズが大幅高 モブキャストは利益確定売り優勢に
7月7日の東京株式市場では、日経平均株価は大幅反発し、前日比264.47円高の2万376.59円で取引を終えた。ギリシャの国民投票の結果によるショックが一巡し、その影響の他国への波及懸念がやや後退したことなどで見直し買いが進んだ。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、全体市場と同様買い戻しが活発化する中で、クルーズ<2138>とイグニス<3689>が大幅高した。どちらも新しく好材料が浮上したということではないが、クルーズは開発を担当する『ファイナルファンタジーグランドマスターズ』を含めた新作タイトルへの期待感、イグニスは業績予想の大幅下方修正を嫌気した売り物の一巡感が買いの背景となっているようだ。
半面、業績予想の大幅下方修正を受けて、前日にストップ安比例配分となったシリコンスタジオ<3907>は、この日も大幅続落して新安値を形成。『爆走!モンスターダッシュ』のDL数が40万を突破と発表(関連記事)したモブキャスト<3664>は、前日に買われていたこともあり、この日は利益確定売りに押された。
ほか、ボルテージ<3639>やアエリア<3758>が売られた。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- クルーズ株式会社
- 設立
- 2001年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 小渕 宏二
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2138
会社情報
- 会社名
- シリコンスタジオ株式会社
- 設立
- 2000年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 梶谷 眞一郎
- 決算期
- 11月
- 直近業績
- 売上高45億5400万円、営業利益2億3800万円、経常利益2億4600万円、最終利益2億円(2023年11月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3907