【ゲーム株概況（7/14）】スクエニHDやバンナムHDが高い…4～6月決算接近で先回り買いも 新作期待などでネクソンも見直し買いの動き
7月14日の東京株式市場では、日経平均株価は大幅続伸し、前日比295.56円高の2万385.33円で取引を終えた。ギリシャ支援問題が合意となり、当面のギリシャのユーロ圏離脱は回避されたことで、市場心理が大きく改善した。
そうした中でゲーム関連株を見てみると、全般買い戻し基調の強い中で、スクウェア・エニックスHD<9684>やバンダイナムコHD<7832>が高い。両社とも前3月期が好調だったことに加え、今期も好スタートを切っている期待が高く、月末より本格化する4～6月決算の発表を前にした先回り買いの動きが出ているようだ。
ほか、ネクソン<3659>やKLab<3656>、クルーズ<2138>なども買われ、モバイルファクトリー<3912>やメディア工房<3815>も大幅高した。ネクソンは9日に1500円近辺まで売り込まれた株価水準に対し、直近で『メイプルストーリー』のスマホ版の今夏リリースを発表（関連記事）するなど新材料も浮上していただけに、全体の市場心理改善とともに見直し機運が高まっているもよう。
半面、大きく売り込まれた銘柄はなく、任天堂<7974>やアエリア<3758>、モブキャスト<3664>などが小安い。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
- 設立
- 1975年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3563億4400万円、営業利益325億5800万円、経常利益415億4100万円、最終利益149億1200万円（2024年3月期）
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9684
会社情報
- 会社名
- 株式会社ネクソン
- 設立
- 2002年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 イ・ジョンホン（李 政憲）／代表取締役CFO 植村 士朗
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上収益4233億5600万円、営業利益1347億4500万円、最終利益706億0900万円（2023年12月期）
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3659