クルーズ<2138>が大幅続落し、ザラ場ベースでは6月16日以来となる4000円割れとなった。
前日(8月3日)に発表した2016年3月期の第1四半期(4~6月)決算が、売上高51億200万円(前年同期比7.0%減)、営業利益1億6000万円(同65.7%減)と大幅な減益となったことが嫌気されている。
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減益の要因は、モバイルゲーム事業でのブラウザゲームの減収や『エレメンタルストーリー』の宣伝費の増加に加え、「SHOPLIST.com by CROOZ」での大規模プロモーションなどの先行投資が響いたため。ただ、この先行投資により、『エレメンタルストーリー』は第2四半期以降、本格的に収益に寄与する見通しとしている。
なお、同日には『アヴァロンの騎士』の魅力を活かしつつ、新しい要素を盛り込んだ新作ネイティブ RPG『アヴァロンΩ(オメガ)』の事前登録開始とクローズドβテスト参加者募集を開始(関連記事)しており、売り一巡後はやや買い戻しの動きも出ているようだ。
会社情報
- 会社名
- クルーズ株式会社
- 設立
- 2001年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 小渕 宏二
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2138