【ゲーム株概況(8/11)】朝高の任天堂は全体市場軟化につられ上げ幅縮小 ケイブなど軽量株が人気に 3Q発表のファルコムは急落後、値を戻す
8月11日の東京株式市場では、日経平均株価は5日ぶりに反落し、前日比87.94円安の2万720.75円で取引を終えた。中国人民銀行が人民元の実質切り下げを実施したことで、あらためて中国経済の悪化が意識される展開となり、前場引けにかけて急落し、後場はマイナス圏での推移が続いた。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、前場は任天堂<7974>が一時2万6000円台に乗せるなど上値を試す展開となったものの、全体市場の軟化ととともに上げ幅を縮小した。それに変わって、ケイブ<3760>やクルーズ<2138>、Aiming<3911>などやや軽量な銘柄に人気が集まった。
また、後場場中に発表した第3四半期(10~6月)の決算(非連結)が、第2四半期までの実績と比べると減速感が強い内容となった日本ファルコム<3723>は、発表後に一度売られる形となったが、売り一巡後は買い戻され、結局は前日比変わらずとなった。
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軟調さが目立ったのは、前日に引き続きKLab<3656>で、第2四半期(1~6月)決算発表後の利益確定売りの流れが続いた。ほか、イグニス<3689>やgumi<3903>、大手ではコーエーテクモ<3635>などがさえない。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社ケイブ
- 設立
- 1994年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役CFO 伊藤 裕章
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高122億7400万円、営業利益18億7000万円、経常利益19億4300万円、最終利益14億4100万円(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3760
会社情報
- 会社名
- 日本ファルコム株式会社
- 設立
- 1981年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 近藤 季洋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高25億3300万円、営業利益14億6000万円、経常利益15億7300万円、最終利益10億2700万円(2022年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3723
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974