【インタビュー】船水紀孝氏が代表を務めるインディゴゲームスタジオが積極採用中! 「遊びの発明が求められている」…新作スマホゲームも開発中
現在、株式会社インディゴゲームスタジオでは、今後の事業拡大のため、様々な職種で採用面に力を入れている。
同社と言えば、大手コンシューマゲーム会社にて、数多くのヒット作を生み出してきた船水紀孝氏が設立したゲーム開発会社(大阪府大阪市)。2015年5月よりコロプラ<3668>のグループ会社(関連記事)となり、現在は数多くのゲーム開発に携わってきたベテランクリエイターが集結するインディゴゲームスタジオにて、大阪発の魅力的なコンテンツの開発に努めている。
今回「Social Game Info」では、インディゴゲームスタジオの代表取締役社長 船水紀孝氏にメールインタビューを実施し、同社が求めている人物像や社内の開発環境などについて訊いた。
■10年先も愛される「新しい定番」を生み出したい
株式会社インディゴゲームスタジオ
代表取締役社長 船水紀孝 氏
プロフィール:1965年生まれ。東京都出身。1985年に株式会社カプコンに入社。『ストリートファイター』シリーズをはじめとするアーケードゲームタイトルの開発を担当した後、コンシューマーゲームまでを含めた多数のタイトルの企画、プロデュースを行う。2004年4月にカプコンを退社し、株式会社クラフト&マイスターの設立に参画。クリエイターとして、コンシューマーゲーム、スマートフォンゲームなど、さまざまな企画を手掛ける。2014年9月にクラフト&マイスターを退社、株式会社インディゴゲームスタジオを設立。
<主な作品>
『ストリートファイター』シリーズ
PS2『モンスターハンター』
PS2『超ドラゴンボールZ』
Wii『アースシーカー』
PS3/VITA『ガンダムブレイカー』
ios/android『おしおき☆パンチガール!!!』ほか多数
――:募集職種の採用背景を教えていただけますか。
スタジオを立ち上げたばかりの私たちは、作りたいゲームがたくさんあります。ユーザに喜んでもらえる新しいスマートフォンゲームを開発するためにコアメンバーを募集しています。
――:採用強化となりますが、採用後どういった業務を担当するのでしょうか。
私たちがこれから立ち上げる新作プロジェクトに初期段階からご参加いただき、コアな部分を一緒にワイワイ作っていきたいと考えています。
――:それぞれの担当分野制作において、御社の中でどのようなこだわりをお持ちですか。御社での各業務の魅力があれば、お教えください。
「本当にこれでいいのか?もっと良い方法があるのではないか?」と職種関係なく納得いくまで意見を出し合い探求するところです。これは元々私たちがカプコン時代にもっていた性質で、他にもたくさんのコンソールゲーム開発で得てきた独自のノウハウがあり、僕らは「大阪流開発スタイル」と呼んでいます。
――:制作環境では、御社ならではの特徴はございますか。
全員がゲームプランナーということです。ゲームづくりに関わるすべての人間がプランナーとしての自覚を持ち、自分の専門領域からゲームの楽しさを追求することにこだわっています。気軽に意見交換が出来るように会議や情報共有は「立ちミーティングスペース」でおこなっています。会議室で会議はおこないません。ゲームをもっと面白くするために全員でとことん話すことが大事だと考えています。
――:ゲームの中でも、刻一刻とユーザーのニーズが変化していくスマートフォンアプリ市場ですが、御社としてどのように市場を見られていますか。
スマートフォンゲーム市場はヒット作が生まれると多くの同質なゲームが溢れ、ゲーム作りを模索する状態が続いています。総合的に見栄えがいいものは増えましたが、それらすべてが面白く出来ているかというとそうではない。いま求められているものは、かつての家庭用ゲーム機で行われてきた「遊びの発明」ではないかと考えています。
――:コンソール開発経験も豊富な方が多いと思いますが、今後はチームをどのようにしていきたいですか。
できるだけたくさんの個性が集まって、わいわい盛り上がりながら開発できるチームにしたいですね。ゲームは一人ではつくれません。チームでつくるものだと考えています。今後のゲームの標準となるような遊びの発明へチャレンジしていくために、長年培った僕らの経験やノウハウを活かしつつも、別の感性、考えを持った新しい人材にも期待したいと考えています。
――:それらを実現するためには、どのような人材(スキルなど)を求めていますか。
遊びでも仕事でもいいのですが、好きなことをとことん追求した経験をもっている方でしょうか。そこに人を巻き込んでいくようなパワーがあったり、多少やりすぎて変な人に見えるくらいでも良いかもしれません(笑)。
――:オフィスが大阪ということであれば、多くのスタッフが関西ご出身かと思います。逆に東京から御社にご入社した方はいらっしゃるのですか。
確かに大阪出身者は多いですが、私も東京出身ですし、大阪以外のスタッフも結構いますよ。
――:スキルの他にも、共にゲームを作っていく上でどのような点を大事にしていますか。
大切なのは、ゲームが好きなこと。そして、自分の意志を持ってゲームづくりに取り組めること。これに尽きます。
――:今後どのような事にチャレンジしていきたいですか。
10年先も愛される「新しい定番」を私たちの手で生み出したいです。
【インディゴゲームスタジオの社内風景】
■インディゴゲームスタジオ
©2015 Indigo Game Studios,Inc.
会社情報
- 会社名
- 株式会社コロプラ
- 設立
- 2008年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 チーフクリエイター 馬場 功淳/代表取締役社長 宮本 貴志
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高259億7500万円、営業損益12億800万円の赤字、経常損益9億4700万円の赤字、最終損益18億6600万円の赤字(2024年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3668
会社情報
- 会社名
- 株式会社インディゴゲームスタジオ
- 設立
- 2014年9月
- 代表者
- 船水紀孝