スクウェア・エニックス、『ハイスコアガール』問題でSNKプレイモアと和解 新たな協業機会を可能にするため早期解決 書籍の販売も継続
スクウェア・エニックスとSNKプレイモアは、両者との間で生じていたスクウェア・エニックスの出版物「ハイスコアガール」に関する刑事及び民事の紛争について、2015年8月24日付で両社間の和解が成立したことを発表した。
そもそも本件紛争の経緯は、『ハイスコアガール』がSNKプレイモアの著作権を侵害しているとして、2014年5月26日付で、スクウェア・エニックス及びその役員・社員を大阪府警察に刑事告訴した。これを受けて、スクウェア・エニックスは、2014年10月8日付で、本件出版物がSNKプレイモアの著作権を侵害していないことの確認を求める債務不存在確認訴訟を大阪地方裁判所に提起し、さらに、これに対する反訴として、SNKプレイモアは、2015年3月16日付で、本件出版物の出版差し止めを求める著作権侵害行為差止請求訴訟を大阪地方裁判所に提起。
今回、両社及びSNKプレイモアの大株主であるLedo Millennium Co., Ltd.(以下「Ledo」)の間で、今後、各社のコンテンツを利用した新たな協業機会の創出を可能にするため、本件紛争を早期に解決すべきとの合意に至り、2015年8月24日付で両社間の和解が成立。
なお、この和解に基づき、SNKプレイモアは、2015年8月24日付で上記刑事告訴についての告訴取消書を大阪地方検察庁に提出し、同庁に受理された。両社及びLedoは、新たな協業機会の創出を通じて、これからもファンの方の期待に沿うコンテンツの開発・提供に邁進していくとのこと。
■和解内容
(1)SNKプレイモアは、上記刑事告訴を取り消し。
(2)スクウェア・エニックス及びSNKプレイモアは、上記民事訴訟を各々取り下げる。
(3)スクウェア・エニックスは、本件出版物の出版及び販売を継続することができる。
■今後の見通し
本件和解がスクウェア・エニックスの業績に与える影響は軽微。
■関連サイト
プレスリリース
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス
- 設立
- 2008年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)
会社情報
- 会社名
- 株式会社SNK
- 設立
- 2001年8月
- 代表者
- 葛 志輝
- 決算期
- 7月
- 上場区分
- KOSDAQ