【ゲーム株概況(9/10)】東証1部昇格決定のガンホーが大幅続伸 新作発表のAimingや『NARUTO』がランキング急浮上のクルーズも高い
9月10日の東京株式市場では、日経平均株価は大幅反落し、前日比470.89円安の1万8299.62円で取引を終えた。米国市場安に加え、前日の1343円高という大幅な上昇に対する反動ともいえる利益確定売りの流れが強く、下げ幅は一時800円を超える場面もあった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ガンホー<3765>が朝方から買われて大幅続伸した。同社は前日に9月16日付での東証1部への市場変更が決定したことを発表(関連記事)しており、TOPIX組み入れに伴うインデックス型ファンドの需要を先回りした買い物が入っているもようだ。
また、Aiming<3911>やクルーズ<2138>、ボルテージ<3639>なども高い。Aimingは前日9日に2015年初秋配信予定の新作RPG『ロストレガリア』の事前登録を開始したこと、クルーズは『NARUTO 疾風乱舞 忍コレクション』がApp Store売上ランキングで6位に急浮上したこと、ボルテージも『天下統一恋の乱 Love Ballad』がApp Storeランキングでトップ30入りを果たしたことがそれぞれ材料視されたようだ。
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また、KLab<3656>は、前日に材料となった人気海外ドラマ「Glee」の音楽ゲーム『GleeForever!』の全世界リリースと、『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』の国内ユーザー数1200万人突破に加え、『BLEACH Brave Souls』が500万DLを突破(関連記事)したことも追い風となり、大幅続伸した。
半面、大手ゲーム株はさえない銘柄が多く、中でもコナミ<9766>の下げがきつい。同社については特に目新しい悪材料が出ているわけではないが、ここまで年初来高値の更新基調にあるなど強含みの展開が続いていただけに、全体市場の調整の波に飲まれた部分があるようだ。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
- 設立
- 1998年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森下 一喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高1253億1500万円、営業利益278億8000万円、経常利益293億800万円、最終利益164億3300万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3765
会社情報
- 会社名
- クルーズ株式会社
- 設立
- 2001年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 小渕 宏二
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2138
会社情報
- 会社名
- 株式会社Aiming
- 設立
- 2011年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 椎葉 忠志
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高181億9900万円、営業損益13億900万円の赤字、経常損益11億円の赤字、最終損益22億2700万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3911