ゲームロフト、上期の売上高は15%増の173億円 アプリダウンロード数は世界第1位 下期には「ディズニー」タイトル含む8本の新作を配信予定

ゲームロフトは、2015年6月30日までの上半期財務諸表を発表した。上半期売上高は1億2,740万ユーロ(約173億円)、対前年比15%増、恒常為替レートベースで6%増となった。

地域別では、EMEA(ヨーロッパ、中東及びアフリカ)が上半期売上高全体の 30%を占め、北米が27%、APAC(アジア太平洋)が28%、LATAM(ラテンアメリカ)が15%を占めたという。また、月間アクティブユーザー数は1億7,200万人、デイリーアクティブユーザー数は2,100万人だった。さらに、AppAnnieの2015年度上半期のゲームインデックスによると、ゲームロフト社のiOSとGoogle Playを合わせたアプリダウンロード数は世界第一位となる。

【2015年上半期 - リリースしたタイトル】
『ドラゴンマニア・レジェンド』
『パズルペット』
『Immortal Odyssey』
『エイジ・オブ・スパルタ』
『ダーククエスト 5』
『バトルオデッセイ』
『アイス・エイジ:アバランチ』
『マグナメモリア』
『フォートレスブレイブ』

なかでも『ドラゴンマニア・レジェンド』、『ダーククエスト5』、『フォートレスブレイブ』、そして『マーチ オブ エンパイヤ』は現在ゲームロフト社の主力タイトルとなっており、その主要売上指標は、前年度同期にローンチされた製品に比べ、マネタイズの大幅な改善を見せているとのこと。

同社は近日中に大ヒットの可能性を秘めた『ディズニー:マジック キングダムズ』、『オーダー&カオス2:リデンプション』、『Trivial Pursuit ~みんなでクイズゲーム~』という3作品をローンチする予定。


 
■ゲームロフト社 CEO / ミシェル・ギユモ氏  コメント
「堅調なゲーム事業売上、そして9つの新作ゲームの配信開始により、ゲームロフト社の平成27年度上半期の売上高は前年比15%増、1億2,740万ユーロを達成しました。当期営業費用は予測通り1億3,150万ユーロとなります。よって、当期営業利益は400万ユーロの損失となります。この平成27年度上半期の損失は、ゲーム事業が季節性の影響を受けること、および中国や日本市場向けに開発された3つのゲームが期待された収益を挙げられなかったことが原因です。平成27年度下半期に採算性を回復し、中期的には過去の採算性レベルに戻るるために、ゲームロフトは年初より大規模なコスト削減計画を開始し、その一環として、採算性の取れない7開発スタジオを閉鎖しました。ゲームロフトは圧倒的なユーザー数、強いブランドネーム、堅実な経常利益、今後の成長のチャンス、健康な財務状況を備えております。自信を持って、楽観的な将来を見据えております。」
 
【財務と事業の展望】
「今年度初めに、ゲームロフト社は自社でのデジタル広告事業―「ゲームロフト広告ソリューション」を立ち上げ、当事業からの売上が大きく成長しました。月間アクティブユーザー数1億7,200万人、総インプレッション数90億の実績を抱え、「ゲームロフト広告ソリューション」は他に類を見ない水準での認知度を提供し、責任を持って広告主のキャンペーンを遂行します。ゲームロフト広告ソリューションは本日までに、FOX、サムスン、マクドナルド、コカ・コーラ、ケロッグ、ユニリーバ、ネットフリックス、フォード・モーターおよびエールフランスを含む一流企業に300件以上のキャンペーンを、日本を含む33カ国以上の国で提供してきました(北米、中南米およびメキシコ、アラブ首長国連邦、欧州やアジア含む)。大手広告会社が大幅の予算をモバイルに移行している中、ゲームロフトはダウンロード数およびユーザー数面で業界をリードするゲームパブリッシャーであることから、広告ビジネスは、ゲームロフトの新たな有力事業になり、株主にとっても長期的な価値を引き出すことを期待おります。」

ゲームロフト社は2015年度下半期に8本の新作ゲームをリリースする予定。2014年度の12本に比べ、2015年度は合計17本の新作ゲームリリースを達成する予定。同社の2015年度第3四半期の売上報告は2015年度11月5日に発表される予定。

 
ゲームロフト
http://www.gameloft.co.jp/

会社情報

会社名
ゲームロフト
設立
1999年12月
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