サイファー・テック、スマホ向けのチート対策SDK「CypherGuard AppTrusty」を開発…9月17日よりβ版を無償提供、12月に正式版提供を予定
各種セキュリティソフトウェアを開発・提供するサイファー・テックは、スマートフォン向けのゲームアプリに組み込むことで種々のチート行為を強力に防止できるスマートフォンゲームのチート対策SDK「CypherGuard AppTrusty」(サイファーガード アップトラスティ)を開発した。2015年9月17日からβ版の無償提供、12月に正式版の提供をそれぞれ開始する。
■スマートフォンゲームに最適化されたセキュリティ設計
「CypherGuard AppTrusty」はスマートフォンゲームのチート対策SDKで、プログラムファイルやメモリ内容の改変防止といったアプリ一般の保護機能に加えて、暗号処理によってネットワーク通信やデータファイルを保護することでスマートフォンゲームに対する種々のチート行為を強力に防止する。ライブラリ部分を組み込んだゲームアプリを同社サーバーに専用ツールで登録するだけの簡単な手順で導入でき、ゲームアプリの開発効率を落とすことはない。ゲームプレイ時には当社サーバーへの通信を必要としないため、世界中に多数のプレイヤーを抱える人気タイトルでも当社サーバーの性能や可用性を気にすることなく安心して利用できるとしている。
■特徴
1)ゲームを守る
ゲームのプレイ体験を最優先とした「できるだけ停止させない」設計方針により、脱獄や root 化がされていてもプレイを拒否せずにチート行為を防止する。チート行為の疑いがあるものの断定はできないケースでは、プレイは拒否せずにゲームサーバーに状況を報告してサーバー側の情報も合わせた判断を行うモードも選択可能。ゲームのプレイ時に同社サーバーと通信する必要はないため、当社サーバーが万が一ダウンしてもゲームがプレイできなくなることはない。スマートフォンゲームで重要となるゲームサーバーとの通信内容を改ざんされないようにする機能も充実しており、ネットワークを介したチート行為も強力に防止できるという。
2)利用しやすい料金体系
1アプリ年間120万円からという低料金を実現。年額固定料金とゲームの売り上げに応じたロイヤリティのいずれかで利用できるため、チャレンジングなゲームタイトルであってもリリース当初から適用しやすく確実なチート対策が可能となる。売り上げが一定水準に満たないタイトルについては、ロイヤリティは発生しない。
3)サイファー・テックの技術力
2003年の発表から現在に至るまで延べ 500万台近くのデバイスに導入され通算で 1 億件以上のライセンス発行を行ってきた稼働実績を誇るDRMシステム『CypherGuard』の技術を活用している。チート対策の診断・コンサルティングのサービス『Critical Hit』から得てきた知見を CypherGuard の保護技術に融合させることで誕生したのが『CypherGuard AppTrusty』となる。
■機能
(1)アプリ改変防止
(2)ネットワーク保護
(3)メモリ改変防止
(4)デバッガー防止
(5)エミュレーター防止
(6)データファイル保護
■提供価格
年間120万円から(年額固定料金)/ 売り上げに応じたロイヤリティ(売り上げが一定水準に満たないタイトルについてはロイヤリティの発生なし)
2015年12月の正式リリースに向けたβ版を9月17日より提供開始(無料)
■動作環境
アプリの動作環境: iOS 6以降、Android 4.0以降
アプリの開発環境: .NET Framework*2 3.5以降に相当するiOS / Andriodアプリの開発環境*3
※2:C, C++, Objective-C, Java でのアプリ開発への対応も予定。
※3:同社内では Unity 5のC#スクリプトから利用した場合の挙動を検証している。
■関連リンク
会社情報
- 会社名
- サイファー・テック株式会社
- 設立
- 2003年2月
- 代表者
- 代表取締役CEO 吉田 基晴/代表取締役COO 勝間 美継