2015年9月17日から20日まで千葉県・幕張メッセで開催された「東京ゲームショウ2015(TGS2015)」。本稿では、9月20日にグリー<3632>ブースで行われた「タクヤ&ユキpresents 消滅都市スペシャルトークライブ navigated byマフィア梶田」の模様をお届けする。
『消滅都市』は、現代の日本を舞台に、ドラマ・アクション・RPGを融合した新感覚のランナーゲーム。指一本の簡単操作で、ドラマチックなストーリーと爽快な横スクロールアクションが楽しめる。男女問わず幅広い層から支持されて、いまや累計500万ダウンロードを突破した人気タイトル。
イベントでは、MCとしてフリーライターのマフィア梶田氏、ゲストには声優の花澤香菜さん(ユキ役)、杉田智和さん(タクヤ役)が登壇した。
▲左からマフィア梶田氏、花澤香菜さん、杉田智和さん
はじめにゲストのふたりには「キャラクターの印象」に関する質問が挙がった。杉田さんはタクヤの第一印象について「キャラクターの顔から何か辛い過去を背負いながらも、それに負けない強さを感じられた」とコメント。一方、花澤さんは「最初は心を閉ざした少女だったけど、タクヤと行動していくに連れて世話焼きで可愛らしい一面も見える少女でもあった」とユキの変わっていく一面を紹介してくれた。
続いて話題はコラボタイトルへ。これまで『消滅都市』では、『NARUTO-ナルト-』や『BLEACH』、『ハローキティ』など、様々な作品とコラボレーションしてきた。そして気になるのが次のコラボ。ここで本作のプロデューサー・福田貴之氏と5pb.の松原達也氏が登壇し、なんと『シュタインズゲート』とのコラボが発表され、会場は大いに盛り上がった。
ストーリーは科学アドベンチャーシリーズを手掛けるグループの完全監修。『消滅都市』は好きだが『シュタインズゲート』を知らない人や、『消滅都市』しか遊んだことのない人でも安心してプレイできると福田氏は語った。開催時期は今冬を予定しており、詳細は続報に期待だ。
ファン必見の公開アテレココーナーも行われ、迫力ある生アテレコに観客は大きな拍手を贈った。ゲームの収録は声優個人で行うことがほとんど。杉田さんは今回の企画に対して「掛け合いで収録した方が必ず面白いものができあがるし、今日はそれができて嬉しい」と喜びをあらわにしていた。
生アテレコの後は『消滅都市』のドラマCD化が発表。ドラマCDのシナリオは、ゲーム本体のストーリー制作に携わっているディレクターが完全監修。ゲーム本体のシナリオにリンクしたメインストーリーと、今回のドラマCDのために創作された、ゲームの世界観とは異なる主人公2人を描いたサブストーリー2本の計3本を収録している。
キャストももちろん、ゲームで活躍されている人気声優が演じる。主役のひとり、タクヤを演じる杉田智和さん、もう一人の主人公であるユキを演じる花澤香菜さんを中心に、ゲーム内では音声がついていなかったキャラクターにも、島﨑信長さん、松岡禎丞さんといった人気若手声優を新たにキャスティングしている。
ドラマCD『消滅都市』は、学研パブリッシングより11月25日に発売予定。
次のコーナーでは、杉田さんが東京ゲームショウ限定のクエストに挑戦。会場で初めて『消滅都市』を遊ぶ人でも簡単にクリアできるクエストになっており、もともと『消滅都市』を遊んでいた杉田さんは利き手と逆の手でプレイ。結果は残念ながらタイムアップになってしまったが、杉田さんは「倒せるか倒せないか、ギリギリの戦いを演出したかった」と粋な発言で会場を沸かせた。
■『消滅都市』の音楽について
スタイリッシュな音楽も『消滅都市』の大きな魅力。このコーナーでは本作の音楽を担当したゲーム音楽制作会社ノイジークロークから、加藤氏と川越氏も加わった。
話題はゲームを立ち上げて最初に流れる「Eternity」の制作秘話へ。加藤氏が手掛けた同曲は、花澤さんが出演したテレビCMでも使用され、意外にも「この曲はすんなり作れた」と振り返った加藤氏。制作時にはゲーム画面などがなく、“喪失感漂う物哀しい感じ”というオーダーに応えて作成したが、当初はシンセサイザーで作った一曲だったようだが、「よりシンプルにしてほしい」という話し合いから、現在のピアノ一本の形になったとのこと。
一方、ユーザーからも不動の人気を誇るステージでのバトル曲「I miss you baby」は何度も修正を行ったようだ。ステージの最初にかかるだけに疾走感を感じられるように丁寧に作成したと加藤氏はコメント。
音楽の話題から、さらに新たな情報として『消滅都市』の最新サウンドトラックCDの発売も明らかになった。発売は11月を予定しており、これまでに配信されてこなかった楽曲から、歌入りの楽曲、特別バージョンの楽曲など、消滅都市の集大成といえる一枚の発売に大きな歓声が上がった。
イベントの最後には、整理券を持った来場者へのプレゼント企画として抽選会を行い、出演者のコメントへ。杉田さんは「『消滅都市』はアクション性が高く、アプリでないと表現できない面白さが体感できる、価値観を変えてくれるような一作だった」とコメント、花澤さんは「ライトノベルやドラマCDなど、ゲームの枠を超えている作品なだけに、アニメ化したらもっと嬉しいです。今後も消滅都市を楽しんでください」と、メッセージを残して会場は幕を下ろした。新発表の続々飛び出した『消滅都市』に今後も目が離せない。
■『消滅都市』
会社情報
- 会社名
- グリー株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632
会社情報
- 会社名
- 株式会社WFS
- 設立
- 2014年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 柳原 陽太