モノビット、CTCと共同で「オンラインゲームサーバの自動冗長化システム」を開発…OpenStack Summit 2015 TOKYOで講演
モノビットは、10月27日、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)<4739>と共同で、「オンラインゲームサーバの自動冗長化システム」を 開発したとOpenStack Summit 2015 Tokyoで発表した。
■「オンラインゲームサーバの自動冗長化システム」について
CTCが中心となって開発しているオープンソースソフトウェア『RACK』上で動作する「オンラインゲームサーバの自動冗長化システム」を、 モノビットの通信ミドルウェア「モノビットリアルタイム通信エンジン」を元に、 両社が共同開発した。 本システムを導入することにより、 ゲームの利用状況に応じて最適なリソース量を自動でコントロールするため、 人手による運用が不要となり、 コスト最適化につながる。
■『RACK』について
OpenStack上で「自律型アプリケーション」を開発、 実行するための基礎技術のことを指す。 RACKを組み込んだ自律型アプリケーションは、 自身の“状態”を基に自らクラウドの実行リソースを調達・開放する。 このため、 従来のサーバ負荷に基づいたオートスケールシステムと比較して、 より柔軟なクラウドリソース制御が可能となり、 コスト最適化、 アプリケーション実行の高速化につながる。『RACK』はオープンソースソフトウェアとして開発されており、 誰でも無料で使用できる。
■「モノビットリアルタイム通信エンジン」について
モノビットリアルタイム通信エンジンとは、 オンラインゲーム制作のためのマルチプラットフォーム対応の高機能なリアルタイム通信ミドルウェア。Linuxサーバで動作し、 スマートフォン向けの対戦から、 大規模なMMORPGまで、 あらゆるジャンルのネットワークゲームをスムーズに開発することができるとしている。
■OpenStack Summit 2015 での講演内容について
自動冗長化システムを組み込んだゲームを実際にプレイし、 オンラインゲームサーバが自動で冗長化される様子をデモンストレーションする。 さらに、 詳しい内部の仕組みについて解説も行う。
■OpenStackについて
データセンター内のサーバ、 ストレージ、 ネットワーク等のITリソース群を管理し、 柔軟なIaaSサービスの提供を可能にするオープンソースソフトウェア。
■関連サイト
会社情報
- 会社名
- monoAI technology株式会社
- 設立
- 2013年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 本城 嘉太郎
- 決算期
- 12月
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 5240