【ゲーム株概況(11/2)】手掛かり材料の乏しい中、アクセルマークが大幅高 決算好感し、マーベラスは一時4ケタ大台回復 Aimingは大幅安
11月2日の東京株式市場では、日経平均株価は4営業日ぶりに反落し、前日比399.86円安の1万8683.24円で取引を終えた。前週末の株価が終値ベースで約2ヶ月ぶりの1万9000円台となったことで目先達成感が強まったことに加え、前週末の米国市場安や中国の景気指標の悪化も重しとなった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、アクセルマーク<3624>が大幅高した。市場の物色材料が乏しい中で先日発表した電通<4324>とのスマホ向け広告サービス「BRAND SCREEN」の提供(関連記事)などが材料として焼き直しされた格好だ。ただし、アクセルマークは、11月2日の大引け後に業績予想の修正を発表(関連記事)しており、これが営業利益が黒字転換の半面、最終利益が赤字幅拡大となっており、明日以降、どういう影響を株価に与えるか判断に迷うところだろう。
また、前週末に決算を発表した銘柄では、マーベラス<7844>が一時4ケタ大台を回復するなど買われる場面があった半面、Aiming<3911>は大幅安し、4ケタ台を割り込んだ。『剣と魔法のログレス いにしえの女神』を共同事業として手掛ける両社だが、四半期推移(QonQ)で増収増益となったマーベラス(関連記事)と減収減益となったAiming(関連記事)で明暗が分かれる展開となった。ほか、全体市場安につられ、売られる銘柄が目立ち、グリー<3632>やサイバーエージェント<4751>、エイチーム<3662>などがさえない。enish<3667>は5日続落で年初来安値をさらに更新した。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社マーベラス
- 設立
- 1997年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 執行役員 兼 デジタルコンテンツ事業本部長 佐藤 澄宣
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高294億9300万円、営業利益24億1500万円、経常利益30億200万円、最終損益5億1700万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7844
会社情報
- 会社名
- アクセルマーク株式会社
- 設立
- 1994年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 松川 裕史
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高21億4400万円、営業損益9800万円の赤字、経常損益1億円の赤字、最終損益1億200万円の赤字(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3624