D2Cの100%子会社であるD2C Rは、海外の広告効果測定ツール提供会社3社(「adjust」「AppsFlyer」「TUNE」)と提携し、各社が提供する広告ツールと連携するデータ基盤「ART DMP」を開発。アプリ配信企業やコンテンツプロバイダをはじめとする広告主向けに11月25日より提供開始した。
「ART DMP」によって蓄積、分析されたデータは提携先のDSP・アドネットワーク・ソーシャルメディアに提供することでリテンション広告配信などに利用することが可能だ。また、提携する3つの広告効果測定ツール(「adjust」「AppsFlyer」「TUNE」)のいずれかをセットで利用することが可能なため、多角的、かつ多様な切り口での広告効果測定を効率的に行うことができる。
従来、DMPや広告効果測定ツールの利用については、さまざまな制約があったが、D2C Rでは広告主に対して制約なく利用を可能にすることにより、広告代理店や広告効果測定ツールに縛られることなく、ワンストップで高度な広告配信を可能にする利便性の高いサービスを提供していくとしている。また、D2C Rではユーザ ID(IDFA・Google Advertising ID)を含む計測データは広告主に帰属するものと考え、広告効果、測定ツールの切り替え時などに「ART DMP」の計測データを広告主に提供する方針だ。
※DMP(Data Management Platform)とは、WEB 上のあらゆる大量のデータを蓄積・分析し、広告配信等での利用・活用を可能にするデー タ基盤のこと。
※DSP(Demand Side Platform)とは、オンライン広告において、広告主側のための広告効果最大化を支援するツール。