アシアルは、モバイルアプリ開発プラットフォーム「Monaca」の機能強化版の提供を開始し、Windows 10ユニバーサルアプリ開発に対応したことを発表した。
「Monaca」は、企業の業務システムのモバイルアプリ対応など、昨今のモバイルアプリ開発需要の急速な増加に後押しされ10万人を超えるユーザーに利用される国内最大級のモバイルアプリ開発プラットフォームへの成長を遂げた。一方で、Windows 10の登場やIoTの活用の広がりから、アプリ開発者からのニーズも多様化してきた。
今回、アシアルでは「Monaca」の機能強化版を提供し、Windows 10ユニバーサルアプリへの対応を発表した。「Monaca」を利用することによってアプリ開発者はWeb標準技術であるHTML5を用いてiOS、Androidに加え、Windows 10のユニバーサルアプリ対応したアプリ開発を行うことができるようになった。これによってWindows 10が動作する様々なデバイス向けのアプリ開発が可能になる。
併せて、「Cordova」の最新バージョンである「Cordova 5.2」への対応が行われており、アプリの安定性、安全性の向上に加え、開発者は、WebGLなど最新のHTML5の機能に対応した最新のWebViewエンジンが使えるようになり、HTML5を用いたより高度なモバイルアプリの開発ができるようになった。また、「Cordova 5.2」への対応に伴い、Cordovaプラグイン組み込みの自由度が格段に上がり、Cordovaプラグインを活用したモバイルアプリとIoT機器との連携が容易になった。
▼「Monaca」について
「Monaca」はアシアルが提供するiOS、Android、Windowsに対応した、CordovaベースのHTML5ハイブリッドアプリ開発プラットフォーム。開発者はHTML5を活用しながらワンソースで複数のOS向けのアプリを開発することができます。これにより、従来のネイティブベースのモバイルアプリ開発手法と比べ、より効率的に開発を行うことができる。