セガサミーHD、16年3月期業績予想を下方修正…営業益は250億円→100億円に 遊技機事業とエンタテインメントコンテンツ事業が予想を下回る
セガサミーホールディングス<6460>は、12月4日、2016年3月期通期の連結業績予想の修正を発表、売上高は従来予想4200億円から3550億円(増減率15.5%減)、営業利益は同250億円から100億円(同60.0%減)、経常利益は同250億円から90億円(同64.0%減)、当期純利益は同190億円から20億円(同89.5%減)にいずれも下方修正された。
修正の理由は、遊技機事業において、パチスロ遊技機の販売台数は期初計画を下回る見通しとなったことや、エンタテインメントコンテンツ事業のデジタルゲーム分野における投入スケジュールの延期などの影響によるもの。
パチスロ遊技機における主力タイトルの販売は堅調に推移しているものの、その他のタイトルの販売が低調に推移していることから、パチスロ遊技機の販売台数は期初計画を下回る見通しとなり、今期における年間販売台数の見込みを15.4万台(前回発表予想26.5万台)に修正する。パチンコ遊技機は、足元の販売状況は概ね堅調に推移しているものの、構造改革に着手していることから、主にタイヨーエレックブランドの販売台数の見込みを見直し、今期における年間販売台数を20.3万台(前回発表予想22.0万台)に修正した。
一方、エンタテインメントコンテンツ事業は、投入スケジュールが当初計画より延期されたタイトルや、当初想定していた評価を受けることができていないタイトルが一部存在している中、新規タイトルの提供によるさらなるラインアップの拡充と既存タイトルにおける各種イベントの実施、ゲーム性の向上を目的とした大幅なアップデートなどの施策による収益強化の取り組みを実施しているが、投入スケジュールの延期等の影響を補うには至らない見込みとなった。
また、パッケージゲーム分野及びアミューズメント機器分野においても、主力タイトルの投入時期が当初計画より遅延している状況を受け、エンタテインメントコンテンツ事業における今期業績は期初計画を下回る見通しとなった。
会社情報
- 会社名
- セガサミーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高4678億9600万円、営業利益568億3600万円、経常利益597億7800万円、最終利益330億5500万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6460