1月17日付けの日本経済新聞夕刊は、SNSやソーシャルゲームの市場拡大に伴って、関連ビジネスで収益を稼ぐ企業の裾野が広がってきた、と報じている。
報道によれば、これまでは、サイト運営会社の収益拡大が目立っていたが、ソーシャルゲームの開発会社やシステム検査、サーバーレンタル、掲示板への投稿監視といった分野で、利益を上げる企業も出てきた、とのこと。
サイバーエージェント<4751>は、1年前にほぼゼロだったソーシャルゲームの売上高が月5億円を上回るようになったほか、「ブラウザ三国志」がヒットしたAQインタラクティブ<3838>も業績の立て直しに成功。
データセンターの運営会社にも特需をもたらしており、ビットアイル<3811>は、昨年後半から関連の売り上げが全体の4割になる月もあり、2011年7月期)の連結営業利益は前期比34%増の見込み。
アドウェイズ<2489>はグリー向けの成果報酬広告の扱いが増えており、今期の連結営業利益が24%増となる見込みだ。
そのほか、デジタルハーツ<3620>は、ゲームのデバッグ業務、イー・ガーディアン<6050>はゲームの掲示板などの書き込みや投稿の監視などの取り扱いが増えている、としている。