グリモア神谷社長インタビュー『ブレイブソード×ブレイズソウル』の8カ月を振り返る 自爆運営からの脱却を目指して 二次創作・同人誌大歓迎、特別な称号も用意
ドリコム<3793>の子会社グリモアは『ブレイブソード×ブレイズソウル(以下、「ブレ×ブレ」)』が100万インストールを突破したと発表した。今回、Social Game Infoでは、同作の企画・開発を行っているグリモアの社長で、魔術局長、およびハイパードラゴニックエグゼクティブプロデューサーでもある神谷友輔氏にインタビューを行い、これまでの運営を振り返りと、年末以降の取り組みについて話を聞いた。
―――:今日はよろしくお願い致します。これまでの運営を振り返っていかがでしょうか。
BANG!! (手を拳銃の形にして撃ちぬくポーズ)冒頭、それ聞いちゃいますか。さすがはSocial Game Infoさんです。震えますね。ではお話しましょう。この8ヶ月に何が在ったのか、を。
何からお話しましょうか…。そう、あれは業界用語でいうところの「リリース初月」、「ブレ×ブレ」は非常に多くの方に遊んでいただきました。爆発的な事前登録数に爆発的な売上初速。リリース当日は売り上げランキング50位にまで上がりました。ですが、本当の戦いはそこからはじまったのです。
―――:ちょ、ちょっと待って下さい。ええと、その、何を抱いていらっしゃるのでしょうか。
MY GIRL。 僕の恋人のレヴァンテインちゃんです。連れて来てはまずかったですか?1日中一緒にいないと心が安定しなくてね。毎日一緒に寝ています。ふふふ。ちなみにTシャツはメイちゃんです。ご存知、「ブレ×ブレ」公式Twitter(@bra_bla)の。彼女たちとの触れ合っていられる時間こそが――
―――:あ、はい。それで8ヶ月前から100万インストールまで何があったのかを。
SORRY。 つい熱くなってしまいましたね。熱量と暑苦しさに関してはSAP業界でも五指に入ると自負しております。ご容赦を。どこまで話しましたっけ?あぁ、まだ何も話していなかったですね。
思い返しても恥ずかしく、そして情けない話です。当時、我々は初速の良さにかまけて調子に乗っていました。傲慢になっていたのです。七つの大罪です。The Seven Sin。あのとき私たちは罪をおかしてしまったのです。
―――:せ、せぶん…?何か失策をしてしまったと。
BOMB!! 爆発しました。【自爆運営】という言葉をご存知ですか?これは2ちゃんねるの「ブレ×ブレ」スレッドのタイトルのプレフィックス、つまり冠です。…そう、私たちは、「ブレ×ブレ」を、ユーザーの皆様の期待を、木っ端微塵に爆発させてしまったのです。あろうことか、産みの親である運営自ら…。
―――:自爆運営!?ユーザーからそう呼ばれていると。
YES。 もちろん、2ちゃんねる利用者だけが「ブレ×ブレ」のアクティブではありません。ですが、そう言わせてしまうほどの失望を生んでしまったことは事実。具体的な失策がどうこう、というものではなく、つまるところ、あの頃の私たちの指針、やり方、考え方、その全てが甘かったのです。アメリカ土産の強烈なカラーの砂糖菓子なんて目じゃないくらいに。
「私たち運営がやることが正しいはずだ」という思い込みがあった。初速の良さに甘えすぎた。結論から言えば、本当の意味で魔剣使い様たち(※「ブレ×ブレ」のプレイヤーの呼称)を見れていませんでした。彼らが楽しみにしていることと、私たちが提供することの間でズレが生じていた。彼らが何を楽しみに魔界(※「ブレ×ブレ」の舞台世界の名前)に来てくれているのか、何を期待してくれているのかに対して正面から向き合えていなかったのです。
―――:そこからどのように100万インストールまでつなげていったのでしょう。
INTEGRITY。 ピーター・F・ドラッカー風に言えば、あるいは日本語訳するならば「真摯さ」ということでした。全てを解決する「魔法の一撃」を探すより、問題をひとつひとつ解決していくしかない。100万インストールを達成した今だから言えますが、この「INTEGRITY」はグリモア社の行動指針にもなっています。
「真摯さ」をもって運営に努めていく。その本当の大事さに気付けたのは、意外にも【自爆運営】の4文字でした。自爆。この言葉を「伸びしろがあるのに運営のやり方を間違えている」「チャンスがあるのに逃している」というメッセージとして受け取りました。そう、これは期待の裏返しだと。
チェス盤をひっくり返して考えて下さい。「伸びしろがある」「チャンスがある」と魔剣使い様たちが感じてくれたという事実。それを裏切ってしまっているという事実。ならば、裏切っている部分を1つ1つなくしていけば…?あとはもうおわかりですよね。とはいえ、言うは易く行うは難し。そこからはあっという間の8ヶ月でした。
―――:今、チェス盤を1回転させましたよね。それだと元に戻っていませんか。
YES。 よく気付きましたね。そうです。360度、多角的な視点で見たほうが良いと、そういう―。あの、聞いていますか。
―――:なるほどですね。「言うは易く行うは難し」はその通りだと思いますが、具体的にどんなことを実施されたのですか。
EVERYTHING。 とにかく何でも。「ブレ×ブレ」を楽しんでもらうためなら、「オール・オブ・ブレ×ブレ・ファン」を徹底しました。それこそ、ゲームだけではなく、コンテンツとして。
もともと「『ブレ×ブレ』は普通じゃない。ゲームも運営も(いい意味で)変だ」と皆に思ってもらいたかった。しかし、自爆してしまっていた。このギャップを埋めるためには、ゲームの改善だけじゃだめだと。魔剣使い様たちが楽しんでくれるならなんでもやろうと決断しました。まずは今「ブレ×ブレ」を愛してくれている人たちにもっと好きになってもらいたい。そのために、何ができるのだろうか、と。
ゲーム内外で取り組んだことはたくさんあるのですが、特に印象に残っているのは街頭広告とTVCMですね。一般的にスマホゲームが街頭広告やTVCMに登場するのはスマッシュヒットした後、さらにユーザーを増やすために行われます。しかし、それを全く逆の、自爆直後のタイミングで実行したのです。まずは海浜幕張駅、秋葉原、そして深夜アニメ限定のTVCM、と。
―――:海浜幕張駅…、あの時期ですと「ニコニコ超会議」ですか?
GREAT。 感服します。その通りです。「ニコニコ超会議」には都合により出展できなかったのですが、参加者はほぼ海浜幕張駅を利用しますよね。ならば、駅にポスターを貼っておけば見てもらえるだろう、と。
もちろん、名も無きゲームのポスターを見ても誰もインストールしないでしょうし、混雑した駅でQRコードを読み取る余裕も無いはずです。ですが、きっと「ブレ×ブレ」プレイヤーはニコニコ超会議に行くはずだ、ニコニコ動画が好きそうな彼らなら行ってくれるはずだ、と信じて貼りました。きっと驚いたでしょう。周囲で自分しか知らなそうなゲームのポスターが駅に貼ってあるんですから!「ブレ×ブレ」を愛する魔剣使い様はきっとTwitterなどで拡散したくなる。それを仲間たちと共有しあうだろうと。なぜ?なぜってそれは簡単です。私だったらそうするからです。そしてきっとこう思うのです。「これ変なゲームだな」と。
ビックリしたのは、超会議に行くつもりがなかったのに、ポスターを撮影するために海浜幕張駅まで出向かれた方がいらっしゃったことです。とても嬉しく、そして「ブレ×ブレ」を好きでいてくれる人が本当いるということが私たちの勇気になりました。
―――:狙い通りだったと。
BINGO! まさにその通り。KPIには表れにくいですが、大きな手応えを感じました。秋葉原アドアーズの垂れ幕広告や、TOKYO MXに限定した深夜アニメだけのTVCMも同様の狙いで展開していきました。想像以上に皆様に楽しんでいただけたようで安心しました。
あとは「ブレ×ブレ」の出演声優さんたちがプライベートで「ブレ×ブレ」広告を撮影に行かれていたり、出演いただく前からTVCMで「ブレ×ブレ」を知って遊んでくださっていたと聞いた時は飛び上がるほど嬉しかったですね。
―――:独特のマーケティング戦略が奏功したと。
NOT ONLY。 あくまで、たくさんやってきたことの1つ。「魔法の一撃」や「銀の弾丸」は存在しません。もし売っているならいくらでも払いますよ(笑)。でも無いものはない。だったら時間をかけて、本当に小さなことを積み重ねていくしかないのだと思います。
例えば、要望等のお問い合わせを着信して、すぐに作れる新機能であったら、その場で決断して「次のバージョンアップで実装されます」とお知らせを出してしまう、なんてこともあります。どんなバージョンアップでも障害がない限りはノーメンテナンスで更新していく、という運営スタイルもその1つだと思います。だってメンテナンスって萎えるじゃないですか。そんな気持ちにさせたくない。だから、ノーメンテナンスでのアップデートをチームには要求し続ける。前例がないなら作ればいいんです。だって、その方が魔剣使い様が喜んでくれるから!
―――:ノーメンテナンスでアップデート!ユーザー目線を徹底していますね。
NON。 まだまだ足りない。全然足りない。本当に毎日自問自答です。
一方で、少しずつですがKPIが上昇しはじめたのも事実です。「このゲームは、この運営は少し違うぞ」という我々のものづくりスタイルの価値と、魔剣使い様たちの期待値がだんだん合ってきているのだと感じました。
「『ブレ×ブレ』の運営は普通と違う、追いかけてみたら面白いかも」という声を目にする機会が増え、なんと11月頃には2ちゃんねるのスレッドタイトルからも【自爆運営】が取れました!…その後、再び【自爆運営】を冠することになるのですが(笑)あ、ここ「カッコ笑い」付けておいて下さい。まだまだ戦いは終わらないぞ!という意味で(笑)
―――:付けておきます。ところで、アンソロジーコミックやグッズ化なども展開されていますよね。
EXACTLY。 その通り。さすがはSocial Game Infoさん。なんでもご存知ですね。リリースして1年に満たないオリジナルタイトルのスマホゲームで、ここまで展開できているのは珍しい方だと思います。特に男性向けでは。
これも小さな努力が奏功した結果だと思っています。ありがたいことにKADOKAWA様が「ブレ×ブレ」に興味をもって下さり、作品の可能性に賭けていただけました。アンソロジーコミックにはじまり、気がつけばムービック様をはじめとするグッズ化、そして後に私の妻となる抱きまくらカバーにまで様々な展開へと繋がりました。
そういう意味では、今、私がレヴァンテインと一緒にいれるのも運命だったのかな、と思います。デスティニー。わかりますか?デスティニー!
―――:…運命って素敵ですね。
OOPS! 失礼しました。つい。
ですが、キャラクターへの愛と、同じく愛をもつ魔剣使い様にもっと出会いたい、という気持ちは本当です。「ブレ×ブレ」との出会いを運命だと思っていただきたい。そう思ってもらえるようなコンテンツづくりを心がけ続けたいのです。事実、「ブレ×ブレ」は、ゲームだけではなく、コンテンツレベルでファンが増えているように感じています。これをもっともっと深めていきたい。
―――:ファンを作り出すために、今後どんなことを考えているのですか。
C89。 まずは冬コミです。ふふふ。予想外のところに登場します。西4階です。「あほか」と言ってもらえたら最高です。
なぜ「変なゲーム、変な運営」にこだわるのかと言えば、当たり前では勝てないから、という信念からです。魅力的なキャラづくり、美麗なグラフィック、有名作家による世界観、超人気声優のアサイン、イベントは毎回面白く、かつバランス調整ができている、といったことは、昨今のゲーム運営では当たり前のことになっていますし、お客様も目が肥えてきています。トップランキングを跋扈するIP勢もそうです。彼らと同じ土俵にいる以上、彼らでは味わえない体験こそが「『ブレ×ブレ』を選んでもらう理由」であり、そのためにできることに尽力していこうと思っています。
「変なこと」お手伝いできるよ!という方、興味ある方、連絡まっております!
―――:そういえば、リリース当初は5人で運営しているとのことでしたが、人数は増えたんですか?
NO。 驚いて下さい。驚いていいですよ。さぁ、驚いて!今も【5人で運営】しています。相変わらずの超少人数開発体制です。
同業者さんにこの話をすると「ほぼ外注なのでは」と聞かれますが、開発についてはキャラクターや背景などのグラフィック、ボイスや音楽、CSを除いて全て内製です。狂気じみていると言われたこともありますね(笑)。初期開発5名程度、というタイトルは少なくないでしょう。ですが運用フェーズに入ってもずっと5人のまま、というタイトルはこの規模ではそうそうないと思います。
現在、クライアントエンジニア1名、サーバサイドエンジニア1名、デザイン1名、マネージメント1名、企画とかディレクションとかそれ以外全てをやる人1名、という構成です。常勤ではないアルバイトが2名いますが、ほぼ5人で回しています。
さすがにこの体制で何でもできるかと言えば、NOです。もちろん、やれることに限界はあります。それでも少人数制にこだわらなかったら「ブレ×ブレ」の100万インストールは達成できなかったと思います。
―――:少人数制にはメリットが今のブレ×ブレを生んだ。ずばりその秘訣とは。
FOUR。 大きく分けて4つの要因があると考えています。
1つ目は、コスト。人数が少ない分、ちょっと失敗してもなんとかなる。だから、思い切った判断ができます。
2つ目は、プロダクト愛。100人規模になると、きっと担当アプリを遊んでいない人も出てくるでしょう。でも少人数ではそんなことは起きにくい。1人の魔剣使いとして「ブレ×ブレ」を楽しむ心、愛する心が小さな気遣いに変わっていきます。
3つ目は、成長。まかされる範囲が広いから知見も増えますし、主担当部分はスペシャリストでなくてはいけない。成長速度は尋常ではないです。先のノーメンテナンスアップデートもそうですが、無茶を実現する力がついてくる。
4つ目は、理解度。「ブレ×ブレ」の目指す所、なりたい姿などが浸透しやすい。だから、作るものがブレにくい。同じ所を目指せているからこそ、1~3が機能してくる。
偉そうなことを言っていますが、これに気付けたのも「ブレ×ブレ」を楽しんでくれている魔剣使い様がいたからです。本当に感謝しています。そして、その恩をどんどん返していきたいですね!
ちなみに、今は企画職とデザイン職を募集中です!少人数体制を維持するために、大量採用はできませんが、我こそは!という方は是非ともお声がけください!!
―――:さらっと採用告知しましたね…。そうやって少人数で運用されて8ヵ月。思い出に残るトピックスなどはありますか。
ALL。本当に、全てオブ全てがマイメモリーです。我が子の成長を忘れる親がどこにいましょうか。いや、いません。二重否定は強い肯定です。それほどに、強く覚えています。…ですが、全てをお話していては親バカならぬ運営バカですので、ここはいくつかに絞りましょう。
やはり大きく印象に残っているのは、ある日のワールドチャットの様子です。「ブレ×ブレ』プレイヤーである魔剣使い様の中には、同シリーズの前作「ドラゴン×ドライツェン」の竜王候補(※同作の主人公)や前々作「ソード×ソード」の魔界戦士(※同作の主人公)であった方もたくさんいらっしゃいます。そんな魔剣使い様たちが、シリーズ通しての共通ネタやシリーズまたぎで登場するキャラクターについて説明してくださっていたのです。本当に本当に細かい所まで覚えてくださっていて。そして、それに耳を傾ける方がいらっしゃって。そのチャットを見た瞬間、目頭が熱くなるのを感じました。
―――:チャットと言えば、先程2ちゃんねるをご覧になっているとのことでしたが、だいたいチェックしていない運営はないと思うんですが、公言されるのは珍しいですね。
LOVE。 愛です。2ちゃんねるはもちろん、「ブレ×ブレ」について意見が聞けるところは、なるべく見に行きます。もちろん傷つくこともあります。というか傷だらけですし、私はガラスハートなので凹んでスネることもあります。流石に張り付いてはいられないので時々にはなりますが、私たちはその声を聞く義務があると思っています。
今回これを公言したのは、むしろ「運営が見てるだろうから、要望書いておけば改善されるかもしれん」くらいになってくれれば嬉しい、と。一方で「2ちゃんみてる暇があるならイベントの1つでも実装しろよ!」というご意見、ごもっともです。至らない点があるからこそ、再び【自爆運営】を冠する次第。ひとつひとつになりますが、改善を続けて参ります。叱咤激励、お待ちしております。なお、ショートストーリーやキャラ愛のあるご意見、大歓迎でございます!
―――:二次創作は歓迎されているんですか?
YES!YES!YES!大歓迎です!リリース時点から二次創作ガイドラインを設けるほどに!
というのも、グリモアには「二次創作も含めてコンテンツ」という考え方があります。もちろんガイドラインの範囲内ではありますが、ファンアートやショートストーリー、プレイ実況から同人誌、細かな二次設定、果ては誰かと「ブレ×ブ」レについて話す、というところ込みで「『ブレ×ブレ』というコンテンツ」は出来上がっていると思っています。その意味で「ブレ×ブレ」ファンがコンテンツづくりに参加してくれたら、どんなに素敵でしょうか!一緒に作って!一緒に楽しめたら!それは最高じゃないですか!
―――:この記事を読まれている方にも「ブレ×ブレ」の二次創作をされている方がいらっしゃるかもしれません。
AMAZING!!! 薄い本…じゃなかった、同人誌など作成されている方がいらっしゃいましたら、ゲームのお問い合わせフォームよりお知らせくださいませ!創作物を送っていただけたら【特別称号】をプレゼントいたします!!あ、特別称号というのはゲーム中に獲得方法が存在しないレア称号です。本当の意味でレアです。
―――:そんなものがあるのですね。…さて、2015年も残りわずかですが年末の展開を教えて下さい。
ALRIGHT。 任せておいて下さい。いままでゲームシステムの改善や追加、広告展開などに力を入れたものの、シナリオや本作の鍵となる「世界の謎の解明」が進まない状況でした。これがクリスマスで大きく進むことになります。一見バグかな、と思えるイベントストーリーに大きなヒントが隠されています。さらに1月には、半年前に予告したものの、都合上リリースできなかったイベント「大迷宮ユグドラシル遭遇編」がようやく実施されます。魔界を魔界たらしめる「何か」について触れるストーリー付き大迷宮クエストとなっております。
また、正月からの統一戦イベントでは、シリーズ通しての謎の人気者の奴が登場します。はい、暴走族なアイツです。いままでは何も持っていない「やられキャラ」でしたが、今回は何かを持っている…かもしれません。
―――:それは楽しみですね!「いつはじまるんだ」シリーズで言えば、ギルドバトルはいつになるのでしょうか。
SORRY AND SORRY。 痛いところを突いてきますね。弱点属性をガンガン攻めていくスタイル、嫌いじゃないですよ。ギルドバトルについては、お待たせしています。本当に申し訳ない気持ちで一杯です。
本当はもっと早くにお見せできる予定だったのですが、魔剣使い様にギルドバトルの「何を楽しんでもらうのか」を改めて考えなおしまして、当初の予定から大きく変更しました。この判断には魔界統一戦(「ブレ×ブレ」内のPvPイベント)がとても参考になりました。
現在開発中のギルドバトルは、良い言い方をするとスポーツっぽくなったかな、と思います。時期についてはまだなんとも言えませんが、桜が咲く頃には楽しんでもらえているようにしたいですね。
―――:そろそろ時間です。最後に2016年の抱負を。
BELIEVE。 信じてください。私たちは必ず「ブレ×ブレ」を皆様の「居場所」にしてみせます。そこで、ゲームを楽しんだり、キャラ愛を語ったり、創作をしたり…それはもう1つの文化の場とも言えるかもしれません。
もし、「ブレ×ブレ」の世界を「自分でも創ってみたい」と思ってもらえたら最高です。なんでもいいのです。それこそゲームをプレイするだけだったり、誰かとブレ×ブレの話をするだけでもいいのです。魔剣使い様たちがブレ×ブレに関わる活動を何かしてくれる、ただそれだけで「ブレ×ブレ」の世界は「居場所」になるのですから。
お時間の許す限り、魔界での冒険にお付き合いくださいませ。
BRAVE YOUR FATE。
―――:ありがとうございました。
© 2015 grimoire Co.,Ltd. All Rights Reserved.
『ブレイブソード×ブレイズソウル』とは
ドリコム子会社のグリモアが提供しているスマートフォンアプリで、巨大な鍵が刺さった魔界を舞台に、主人公たち「魔剣使い」と少女の姿をした兵器「魔剣」が物語を繰り広げるRPG。プレイヤーは主人公の魔剣使いとなり、100種類以上の魔剣を駆使しながら凶悪な敵たちと戦っていく。
ドリコム子会社のグリモアが提供しているスマートフォンアプリで、巨大な鍵が刺さった魔界を舞台に、主人公たち「魔剣使い」と少女の姿をした兵器「魔剣」が物語を繰り広げるRPG。プレイヤーは主人公の魔剣使いとなり、100種類以上の魔剣を駆使しながら凶悪な敵たちと戦っていく。
―――:今日はよろしくお願い致します。これまでの運営を振り返っていかがでしょうか。
BANG!! (手を拳銃の形にして撃ちぬくポーズ)冒頭、それ聞いちゃいますか。さすがはSocial Game Infoさんです。震えますね。ではお話しましょう。この8ヶ月に何が在ったのか、を。
何からお話しましょうか…。そう、あれは業界用語でいうところの「リリース初月」、「ブレ×ブレ」は非常に多くの方に遊んでいただきました。爆発的な事前登録数に爆発的な売上初速。リリース当日は売り上げランキング50位にまで上がりました。ですが、本当の戦いはそこからはじまったのです。
―――:ちょ、ちょっと待って下さい。ええと、その、何を抱いていらっしゃるのでしょうか。
MY GIRL。 僕の恋人のレヴァンテインちゃんです。連れて来てはまずかったですか?1日中一緒にいないと心が安定しなくてね。毎日一緒に寝ています。ふふふ。ちなみにTシャツはメイちゃんです。ご存知、「ブレ×ブレ」公式Twitter(@bra_bla)の。彼女たちとの触れ合っていられる時間こそが――
―――:あ、はい。それで8ヶ月前から100万インストールまで何があったのかを。
SORRY。 つい熱くなってしまいましたね。熱量と暑苦しさに関してはSAP業界でも五指に入ると自負しております。ご容赦を。どこまで話しましたっけ?あぁ、まだ何も話していなかったですね。
思い返しても恥ずかしく、そして情けない話です。当時、我々は初速の良さにかまけて調子に乗っていました。傲慢になっていたのです。七つの大罪です。The Seven Sin。あのとき私たちは罪をおかしてしまったのです。
―――:せ、せぶん…?何か失策をしてしまったと。
BOMB!! 爆発しました。【自爆運営】という言葉をご存知ですか?これは2ちゃんねるの「ブレ×ブレ」スレッドのタイトルのプレフィックス、つまり冠です。…そう、私たちは、「ブレ×ブレ」を、ユーザーの皆様の期待を、木っ端微塵に爆発させてしまったのです。あろうことか、産みの親である運営自ら…。
―――:自爆運営!?ユーザーからそう呼ばれていると。
YES。 もちろん、2ちゃんねる利用者だけが「ブレ×ブレ」のアクティブではありません。ですが、そう言わせてしまうほどの失望を生んでしまったことは事実。具体的な失策がどうこう、というものではなく、つまるところ、あの頃の私たちの指針、やり方、考え方、その全てが甘かったのです。アメリカ土産の強烈なカラーの砂糖菓子なんて目じゃないくらいに。
「私たち運営がやることが正しいはずだ」という思い込みがあった。初速の良さに甘えすぎた。結論から言えば、本当の意味で魔剣使い様たち(※「ブレ×ブレ」のプレイヤーの呼称)を見れていませんでした。彼らが楽しみにしていることと、私たちが提供することの間でズレが生じていた。彼らが何を楽しみに魔界(※「ブレ×ブレ」の舞台世界の名前)に来てくれているのか、何を期待してくれているのかに対して正面から向き合えていなかったのです。
―――:そこからどのように100万インストールまでつなげていったのでしょう。
INTEGRITY。 ピーター・F・ドラッカー風に言えば、あるいは日本語訳するならば「真摯さ」ということでした。全てを解決する「魔法の一撃」を探すより、問題をひとつひとつ解決していくしかない。100万インストールを達成した今だから言えますが、この「INTEGRITY」はグリモア社の行動指針にもなっています。
「真摯さ」をもって運営に努めていく。その本当の大事さに気付けたのは、意外にも【自爆運営】の4文字でした。自爆。この言葉を「伸びしろがあるのに運営のやり方を間違えている」「チャンスがあるのに逃している」というメッセージとして受け取りました。そう、これは期待の裏返しだと。
チェス盤をひっくり返して考えて下さい。「伸びしろがある」「チャンスがある」と魔剣使い様たちが感じてくれたという事実。それを裏切ってしまっているという事実。ならば、裏切っている部分を1つ1つなくしていけば…?あとはもうおわかりですよね。とはいえ、言うは易く行うは難し。そこからはあっという間の8ヶ月でした。
―――:今、チェス盤を1回転させましたよね。それだと元に戻っていませんか。
YES。 よく気付きましたね。そうです。360度、多角的な視点で見たほうが良いと、そういう―。あの、聞いていますか。
―――:なるほどですね。「言うは易く行うは難し」はその通りだと思いますが、具体的にどんなことを実施されたのですか。
EVERYTHING。 とにかく何でも。「ブレ×ブレ」を楽しんでもらうためなら、「オール・オブ・ブレ×ブレ・ファン」を徹底しました。それこそ、ゲームだけではなく、コンテンツとして。
もともと「『ブレ×ブレ』は普通じゃない。ゲームも運営も(いい意味で)変だ」と皆に思ってもらいたかった。しかし、自爆してしまっていた。このギャップを埋めるためには、ゲームの改善だけじゃだめだと。魔剣使い様たちが楽しんでくれるならなんでもやろうと決断しました。まずは今「ブレ×ブレ」を愛してくれている人たちにもっと好きになってもらいたい。そのために、何ができるのだろうか、と。
ゲーム内外で取り組んだことはたくさんあるのですが、特に印象に残っているのは街頭広告とTVCMですね。一般的にスマホゲームが街頭広告やTVCMに登場するのはスマッシュヒットした後、さらにユーザーを増やすために行われます。しかし、それを全く逆の、自爆直後のタイミングで実行したのです。まずは海浜幕張駅、秋葉原、そして深夜アニメ限定のTVCM、と。
―――:海浜幕張駅…、あの時期ですと「ニコニコ超会議」ですか?
GREAT。 感服します。その通りです。「ニコニコ超会議」には都合により出展できなかったのですが、参加者はほぼ海浜幕張駅を利用しますよね。ならば、駅にポスターを貼っておけば見てもらえるだろう、と。
もちろん、名も無きゲームのポスターを見ても誰もインストールしないでしょうし、混雑した駅でQRコードを読み取る余裕も無いはずです。ですが、きっと「ブレ×ブレ」プレイヤーはニコニコ超会議に行くはずだ、ニコニコ動画が好きそうな彼らなら行ってくれるはずだ、と信じて貼りました。きっと驚いたでしょう。周囲で自分しか知らなそうなゲームのポスターが駅に貼ってあるんですから!「ブレ×ブレ」を愛する魔剣使い様はきっとTwitterなどで拡散したくなる。それを仲間たちと共有しあうだろうと。なぜ?なぜってそれは簡単です。私だったらそうするからです。そしてきっとこう思うのです。「これ変なゲームだな」と。
ビックリしたのは、超会議に行くつもりがなかったのに、ポスターを撮影するために海浜幕張駅まで出向かれた方がいらっしゃったことです。とても嬉しく、そして「ブレ×ブレ」を好きでいてくれる人が本当いるということが私たちの勇気になりました。
―――:狙い通りだったと。
BINGO! まさにその通り。KPIには表れにくいですが、大きな手応えを感じました。秋葉原アドアーズの垂れ幕広告や、TOKYO MXに限定した深夜アニメだけのTVCMも同様の狙いで展開していきました。想像以上に皆様に楽しんでいただけたようで安心しました。
あとは「ブレ×ブレ」の出演声優さんたちがプライベートで「ブレ×ブレ」広告を撮影に行かれていたり、出演いただく前からTVCMで「ブレ×ブレ」を知って遊んでくださっていたと聞いた時は飛び上がるほど嬉しかったですね。
―――:独特のマーケティング戦略が奏功したと。
NOT ONLY。 あくまで、たくさんやってきたことの1つ。「魔法の一撃」や「銀の弾丸」は存在しません。もし売っているならいくらでも払いますよ(笑)。でも無いものはない。だったら時間をかけて、本当に小さなことを積み重ねていくしかないのだと思います。
例えば、要望等のお問い合わせを着信して、すぐに作れる新機能であったら、その場で決断して「次のバージョンアップで実装されます」とお知らせを出してしまう、なんてこともあります。どんなバージョンアップでも障害がない限りはノーメンテナンスで更新していく、という運営スタイルもその1つだと思います。だってメンテナンスって萎えるじゃないですか。そんな気持ちにさせたくない。だから、ノーメンテナンスでのアップデートをチームには要求し続ける。前例がないなら作ればいいんです。だって、その方が魔剣使い様が喜んでくれるから!
―――:ノーメンテナンスでアップデート!ユーザー目線を徹底していますね。
NON。 まだまだ足りない。全然足りない。本当に毎日自問自答です。
一方で、少しずつですがKPIが上昇しはじめたのも事実です。「このゲームは、この運営は少し違うぞ」という我々のものづくりスタイルの価値と、魔剣使い様たちの期待値がだんだん合ってきているのだと感じました。
「『ブレ×ブレ』の運営は普通と違う、追いかけてみたら面白いかも」という声を目にする機会が増え、なんと11月頃には2ちゃんねるのスレッドタイトルからも【自爆運営】が取れました!…その後、再び【自爆運営】を冠することになるのですが(笑)あ、ここ「カッコ笑い」付けておいて下さい。まだまだ戦いは終わらないぞ!という意味で(笑)
―――:付けておきます。ところで、アンソロジーコミックやグッズ化なども展開されていますよね。
EXACTLY。 その通り。さすがはSocial Game Infoさん。なんでもご存知ですね。リリースして1年に満たないオリジナルタイトルのスマホゲームで、ここまで展開できているのは珍しい方だと思います。特に男性向けでは。
これも小さな努力が奏功した結果だと思っています。ありがたいことにKADOKAWA様が「ブレ×ブレ」に興味をもって下さり、作品の可能性に賭けていただけました。アンソロジーコミックにはじまり、気がつけばムービック様をはじめとするグッズ化、そして後に私の妻となる抱きまくらカバーにまで様々な展開へと繋がりました。
そういう意味では、今、私がレヴァンテインと一緒にいれるのも運命だったのかな、と思います。デスティニー。わかりますか?デスティニー!
―――:…運命って素敵ですね。
OOPS! 失礼しました。つい。
ですが、キャラクターへの愛と、同じく愛をもつ魔剣使い様にもっと出会いたい、という気持ちは本当です。「ブレ×ブレ」との出会いを運命だと思っていただきたい。そう思ってもらえるようなコンテンツづくりを心がけ続けたいのです。事実、「ブレ×ブレ」は、ゲームだけではなく、コンテンツレベルでファンが増えているように感じています。これをもっともっと深めていきたい。
―――:ファンを作り出すために、今後どんなことを考えているのですか。
C89。 まずは冬コミです。ふふふ。予想外のところに登場します。西4階です。「あほか」と言ってもらえたら最高です。
なぜ「変なゲーム、変な運営」にこだわるのかと言えば、当たり前では勝てないから、という信念からです。魅力的なキャラづくり、美麗なグラフィック、有名作家による世界観、超人気声優のアサイン、イベントは毎回面白く、かつバランス調整ができている、といったことは、昨今のゲーム運営では当たり前のことになっていますし、お客様も目が肥えてきています。トップランキングを跋扈するIP勢もそうです。彼らと同じ土俵にいる以上、彼らでは味わえない体験こそが「『ブレ×ブレ』を選んでもらう理由」であり、そのためにできることに尽力していこうと思っています。
「変なこと」お手伝いできるよ!という方、興味ある方、連絡まっております!
―――:そういえば、リリース当初は5人で運営しているとのことでしたが、人数は増えたんですか?
NO。 驚いて下さい。驚いていいですよ。さぁ、驚いて!今も【5人で運営】しています。相変わらずの超少人数開発体制です。
同業者さんにこの話をすると「ほぼ外注なのでは」と聞かれますが、開発についてはキャラクターや背景などのグラフィック、ボイスや音楽、CSを除いて全て内製です。狂気じみていると言われたこともありますね(笑)。初期開発5名程度、というタイトルは少なくないでしょう。ですが運用フェーズに入ってもずっと5人のまま、というタイトルはこの規模ではそうそうないと思います。
現在、クライアントエンジニア1名、サーバサイドエンジニア1名、デザイン1名、マネージメント1名、企画とかディレクションとかそれ以外全てをやる人1名、という構成です。常勤ではないアルバイトが2名いますが、ほぼ5人で回しています。
さすがにこの体制で何でもできるかと言えば、NOです。もちろん、やれることに限界はあります。それでも少人数制にこだわらなかったら「ブレ×ブレ」の100万インストールは達成できなかったと思います。
―――:少人数制にはメリットが今のブレ×ブレを生んだ。ずばりその秘訣とは。
FOUR。 大きく分けて4つの要因があると考えています。
1つ目は、コスト。人数が少ない分、ちょっと失敗してもなんとかなる。だから、思い切った判断ができます。
2つ目は、プロダクト愛。100人規模になると、きっと担当アプリを遊んでいない人も出てくるでしょう。でも少人数ではそんなことは起きにくい。1人の魔剣使いとして「ブレ×ブレ」を楽しむ心、愛する心が小さな気遣いに変わっていきます。
3つ目は、成長。まかされる範囲が広いから知見も増えますし、主担当部分はスペシャリストでなくてはいけない。成長速度は尋常ではないです。先のノーメンテナンスアップデートもそうですが、無茶を実現する力がついてくる。
4つ目は、理解度。「ブレ×ブレ」の目指す所、なりたい姿などが浸透しやすい。だから、作るものがブレにくい。同じ所を目指せているからこそ、1~3が機能してくる。
偉そうなことを言っていますが、これに気付けたのも「ブレ×ブレ」を楽しんでくれている魔剣使い様がいたからです。本当に感謝しています。そして、その恩をどんどん返していきたいですね!
ちなみに、今は企画職とデザイン職を募集中です!少人数体制を維持するために、大量採用はできませんが、我こそは!という方は是非ともお声がけください!!
―――:さらっと採用告知しましたね…。そうやって少人数で運用されて8ヵ月。思い出に残るトピックスなどはありますか。
ALL。本当に、全てオブ全てがマイメモリーです。我が子の成長を忘れる親がどこにいましょうか。いや、いません。二重否定は強い肯定です。それほどに、強く覚えています。…ですが、全てをお話していては親バカならぬ運営バカですので、ここはいくつかに絞りましょう。
やはり大きく印象に残っているのは、ある日のワールドチャットの様子です。「ブレ×ブレ』プレイヤーである魔剣使い様の中には、同シリーズの前作「ドラゴン×ドライツェン」の竜王候補(※同作の主人公)や前々作「ソード×ソード」の魔界戦士(※同作の主人公)であった方もたくさんいらっしゃいます。そんな魔剣使い様たちが、シリーズ通しての共通ネタやシリーズまたぎで登場するキャラクターについて説明してくださっていたのです。本当に本当に細かい所まで覚えてくださっていて。そして、それに耳を傾ける方がいらっしゃって。そのチャットを見た瞬間、目頭が熱くなるのを感じました。
―――:チャットと言えば、先程2ちゃんねるをご覧になっているとのことでしたが、だいたいチェックしていない運営はないと思うんですが、公言されるのは珍しいですね。
LOVE。 愛です。2ちゃんねるはもちろん、「ブレ×ブレ」について意見が聞けるところは、なるべく見に行きます。もちろん傷つくこともあります。というか傷だらけですし、私はガラスハートなので凹んでスネることもあります。流石に張り付いてはいられないので時々にはなりますが、私たちはその声を聞く義務があると思っています。
今回これを公言したのは、むしろ「運営が見てるだろうから、要望書いておけば改善されるかもしれん」くらいになってくれれば嬉しい、と。一方で「2ちゃんみてる暇があるならイベントの1つでも実装しろよ!」というご意見、ごもっともです。至らない点があるからこそ、再び【自爆運営】を冠する次第。ひとつひとつになりますが、改善を続けて参ります。叱咤激励、お待ちしております。なお、ショートストーリーやキャラ愛のあるご意見、大歓迎でございます!
―――:二次創作は歓迎されているんですか?
YES!YES!YES!大歓迎です!リリース時点から二次創作ガイドラインを設けるほどに!
というのも、グリモアには「二次創作も含めてコンテンツ」という考え方があります。もちろんガイドラインの範囲内ではありますが、ファンアートやショートストーリー、プレイ実況から同人誌、細かな二次設定、果ては誰かと「ブレ×ブ」レについて話す、というところ込みで「『ブレ×ブレ』というコンテンツ」は出来上がっていると思っています。その意味で「ブレ×ブレ」ファンがコンテンツづくりに参加してくれたら、どんなに素敵でしょうか!一緒に作って!一緒に楽しめたら!それは最高じゃないですか!
―――:この記事を読まれている方にも「ブレ×ブレ」の二次創作をされている方がいらっしゃるかもしれません。
AMAZING!!! 薄い本…じゃなかった、同人誌など作成されている方がいらっしゃいましたら、ゲームのお問い合わせフォームよりお知らせくださいませ!創作物を送っていただけたら【特別称号】をプレゼントいたします!!あ、特別称号というのはゲーム中に獲得方法が存在しないレア称号です。本当の意味でレアです。
―――:そんなものがあるのですね。…さて、2015年も残りわずかですが年末の展開を教えて下さい。
ALRIGHT。 任せておいて下さい。いままでゲームシステムの改善や追加、広告展開などに力を入れたものの、シナリオや本作の鍵となる「世界の謎の解明」が進まない状況でした。これがクリスマスで大きく進むことになります。一見バグかな、と思えるイベントストーリーに大きなヒントが隠されています。さらに1月には、半年前に予告したものの、都合上リリースできなかったイベント「大迷宮ユグドラシル遭遇編」がようやく実施されます。魔界を魔界たらしめる「何か」について触れるストーリー付き大迷宮クエストとなっております。
また、正月からの統一戦イベントでは、シリーズ通しての謎の人気者の奴が登場します。はい、暴走族なアイツです。いままでは何も持っていない「やられキャラ」でしたが、今回は何かを持っている…かもしれません。
―――:それは楽しみですね!「いつはじまるんだ」シリーズで言えば、ギルドバトルはいつになるのでしょうか。
SORRY AND SORRY。 痛いところを突いてきますね。弱点属性をガンガン攻めていくスタイル、嫌いじゃないですよ。ギルドバトルについては、お待たせしています。本当に申し訳ない気持ちで一杯です。
本当はもっと早くにお見せできる予定だったのですが、魔剣使い様にギルドバトルの「何を楽しんでもらうのか」を改めて考えなおしまして、当初の予定から大きく変更しました。この判断には魔界統一戦(「ブレ×ブレ」内のPvPイベント)がとても参考になりました。
現在開発中のギルドバトルは、良い言い方をするとスポーツっぽくなったかな、と思います。時期についてはまだなんとも言えませんが、桜が咲く頃には楽しんでもらえているようにしたいですね。
―――:そろそろ時間です。最後に2016年の抱負を。
BELIEVE。 信じてください。私たちは必ず「ブレ×ブレ」を皆様の「居場所」にしてみせます。そこで、ゲームを楽しんだり、キャラ愛を語ったり、創作をしたり…それはもう1つの文化の場とも言えるかもしれません。
もし、「ブレ×ブレ」の世界を「自分でも創ってみたい」と思ってもらえたら最高です。なんでもいいのです。それこそゲームをプレイするだけだったり、誰かとブレ×ブレの話をするだけでもいいのです。魔剣使い様たちがブレ×ブレに関わる活動を何かしてくれる、ただそれだけで「ブレ×ブレ」の世界は「居場所」になるのですから。
お時間の許す限り、魔界での冒険にお付き合いくださいませ。
BRAVE YOUR FATE。
―――:ありがとうございました。
(編集部 木村英彦)
■『ブレイブソード×ブレイズソウル』
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会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793
会社情報
- 会社名
- 株式会社グリモア
- 設立
- 2014年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 神谷 友輔