1月19日の東京株式市場では、日経平均株価は4日ぶりに反発し、前日比92.80円高の1万7048.37円で取引を終えた。終日1万7000円台を挟んだ水準でのもみ合いが続いたものの、中国・上海市場の上昇を受けて、後場はじりじりと買いを集める展開となった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、任天堂<7974>が朝方から買い優勢で、1万6000円に迫る展開となった。同社は、メリルリンチ日本証券が投資判断を「中立」から「買い」に格上げし、目標株価を2万2000円から2万5000円に引き上げたことが市場から好感されたようだ。
また、同じくメリルが目標株価を引き上げたスクウェア・エニックスHD<9684>とカプコン<9697>もしっかり。
ほか、前日もストップ高したガーラ<4777>がこの日も連日のストップ高と強さを見せたほか、カヤック<3904>やエイチーム<3662>なども買われた。
半面、モバイルファクトリー<3912>は、前日に大きく買われた反動から売られ、大手ゲーム株ではコーエーテクモHD<3635>がさえない。
なお、周辺株ではメタップス<6172>が後場に入ってストップ高となるなど急伸した。メタップスは、日本最大級の20万登録事業者数を誇る決済プラットフォーム「SPIKE」を活用した「SPIKE Fintech Platform」の提供を金融機関・事業会社向けに開始したと発表したことが買い材料となったもよう。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974