【ゲーム株概況(1/28)】新作『12オーディンズ』の配信開始を材料にenishがS高 Tencentからスマホゲームの国内配信権取得のAimingも高い

1月28日の東京株式市場では、日経平均株価は反落し、前日比122.47円安の1万7041.45円で取引を終えた。米FOMC(連邦公開市場委員会)において、金融政策の現状維持が決定されたことで、米国市場が下落。その流れを引き継ぐ形で国内市場も朝方から売り先行でスタートした。その後、前場引けにかけて大きく買い戻され、小幅続伸する形で前場は取引を終えていたものの、今度は日銀の金融政策決定会合を警戒する形で値を崩した。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、enish<3667>が午前中からストップ高に張り付いたまま推移するなど強さを見せた。enishは、1月26日に待望の新作RPG『12オーディンズ』のAndroid版を配信開始(関連記事)したことが市場から材料視されたもようだ。

また、中国Tencentからスマホゲーム『天天伝奇(日本名:未定)』の日本での独占配信権を取得したことを発表(関連記事)したAiming<3911>も高く、大手ゲーム株ではコーエーテクモHD<3635>が大幅高した。ほか、オルトプラス<3672>が連日のストップ高となるなど、急落銘柄の買い戻しの動きも継続した。

半面、前日発表の2016年9月期第1四半期決算の数字を好感し、朝方は買い先行となっていたコロプラ<3668>は、買い一巡後に利益確定の売りに押されて小安く、前日はストップ高していたシリコンスタジオ<3907>も小反落した。

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主力株ではDeNA<2432>やミクシィ<2121>もさえない。


■関連銘柄
株式会社enish
http://www.enish.jp/

会社情報

会社名
株式会社enish
設立
2009年2月
代表者
代表取締役社長 安徳 孝平
決算期
12月
直近業績
売上高35億800万円、営業損益12億600万円の赤字、経常損益12億6500万円の赤字、最終損益13億7400万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3667
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