ドリコム<3793>は、本日(1月28日)、第3四半期累計(2015年4~12月期)の決算発表を行うとともに、東京都内で証券アナリスト・機関投資家向けの決算説明会を開催した。2015年12月に単体・連結の双方で単月黒字を達成し、続く第4四半期(1~3月期)は黒字に転換する見通しであると明らかにした。
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決算説明会に臨んだ内藤裕紀社長(写真)は、「外部委託業務の内製化や業務プロセスの見直しなど、小さいコスト削減の積み重ねを徹底したことで収益を改善した」とコメントした。こうした取り組みがフル寄与する第4四半期においては四半期ベースでの黒字転換が見込まれるとのことだ。
オリジナルタイトルからIPタイトル中心にする方針転換した同社だが、これに伴い、『崖っぷちバスターズ』と開発中の新規オリジナルタイトルの減損処理を行った。この結果、最終赤字幅が拡大したものの、減損を行った背景には「ポートフォリオのメドが立ってきたこと」があるそうだ。決算説明会では具体的なタイトルは明示されなかったが、2017年3月期の第2四半期以降にリリースするIPタイトルがそろいつつあることを示唆した。「IPタイトル中心の路線に変更すると発表して以来、既存のパートナーを含む様々なIPホルダーからスマートフォンゲームの取り組みへの打診が増えている」という。
同時に、IPタイトルの開発に『崖っぷちバスターズ』の開発スタッフの転換を進めているほか、外部開発会社と協業し、IPタイトルを複数提供できる体制を整えているとのこと。「オリジナルタイトルと広告への投資で利益成長が悪化したのがこの1年。IPシフトと広告事業の収益化で、収益を伸ばす局面に入りたい」と、今後の収益回復への意気込みを示した。
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同時に、IPタイトルの開発に『崖っぷちバスターズ』の開発スタッフの転換を進めているほか、外部開発会社と協業し、IPタイトルを複数提供できる体制を整えているとのこと。「オリジナルタイトルと広告への投資で利益成長が悪化したのがこの1年。IPシフトと広告事業の収益化で、収益を伸ばす局面に入りたい」と、今後の収益回復への意気込みを示した。
(編集部 木村英彦)
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793