【ゲーム株概況(2/4)】任天堂が後場に入ってプラス圏に浮上 大規模な自社株買い発表のアドウェイズは一時700円台に乗せる場面も
2月4日の東京株式市場では、日経平均株価は3日続落となり、前日比146.26円安の1万7044.99円で取引を終えた。米国景気への懸念から円高が急激に進んだこともあり、朝方からさえない推移が続いた。一方で、原油価格が上昇したことがこの日は株価を下支えした。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、朝方は売り先行でスタートした任天堂<7974>が後場に入ってプラス圏に浮上した。為替の円高推移は同社にとって逆風と言えるが、それをこなし、決算内容などを評価する動きが強まったようだ。
【関連記事】
任天堂、3Q営業益は34%増と大幅増益を達成…Wii Uの『Splatoon』は406万本、『スーパーマリオメーカー』は334万本の大ヒットに!
また、周辺株ではアドウェイズ<2489>が一時700円台に乗せるなど急反発した。同社は、前日(2月3日)に発行済株式総数の12%にあたる500万株、20億円を上限とした自社株買いを実施することを発表(関連記事)したことが材料視された。特に自社株買いの規模が発行済株式総数の12%と大きいことが市場の関心を集めたもよう。
半面、ガンホー<3765>はこの日も一時260円まで売られるなど昨年来安値の更新基調が続き、KLab<3656>やオルトプラス<3672>、カプコン<9697>などの下げがきつい。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社アドウェイズ
- 設立
- 2001年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 山田 翔
- 決算期
- 12月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2489
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974