任天堂、16年3月期の経常益予想を550億円→250億円に大幅下方修正…3DSの販売不振と円高を受けて

任天堂<7974>は、この日(2月26日)、2016年3月期の連結業績予想を下方修正し、売上高5000億円(前回予想5700億円)、営業利益330億円(同500億円)、経常利益250億円(同550億円)、最終利益170億円(同350億円)とした。従来予想からの修正率は、売上高12.3%減、営業利益34.0%減、経常利益54.5%減、最終利益51.4%減となる。
 

同社では、第3四半期までの実績及び年明け以降の販売動向や為替相場が円高に推移していることを踏まえた、と説明している。WiiとWii Uのソフト販売本数の見通しを引き上げる一方、ニンテンドー3DSのハード・ソフトの販売台数見通しをそれぞれ760万台から660万台、5600万本から4700万本に引き下げた。為替レートは、各通貨とも1月までは実績を使用し、2月以降及び期末の前提レートは、ドル円を1USドル120円から115円としたという。また、ユーロ円の前提レートは1ユーロ125円で変更なし。これにより、営業外損益での為替差損は約200億円となる見込み。
 
任天堂株式会社
http://www.nintendo.co.jp/

会社情報

会社名
任天堂株式会社
設立
1947年11月
代表者
代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
決算期
3月
直近業績
売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7974
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