Supercellは、同社ゲームの1日あたりのプレイヤー数が1億人を達成したと発表した。これについてCEOイルッカ・パーナネン氏がTwitterを通して下記のようにコメント。
■Supercell CEO イルッカ・パーナネン氏
みなさん、こんにちは。
本日、Supercellの歴史における大きなマイルストーンを発表しました。デイリーアクティブプレイヤー数が1億人を突破したのです！
1億人！ 日々、世界中のみなさんが弊社のゲームをプレイしてくださっていると思うと感動します。アルバニア(Albania)からジンバブエ(Zimbabwe)まで、全世界でプレイしてくださっているすべてのプレイヤーのみなさんに、感謝の気持ちを伝えたいです。あとはツバル(Tuvalu)にもプレイしてくださる方がいたら...
このマイルストーンは弊社にとって、非常に大切なものです。通常弊社ではあまりこのような発表をしませんが、今回はみなさん一人一人と一緒にお祝いしたいと思っています。みなさんへの感謝の気持ちを込めて、ビデオを作成しましたのでぜひご覧ください！
また、この場を借りてスーパーセリアン(Supercell社員)にも御礼を言いたいと思います。たった180名でこの日を迎えることができたのは、素晴らしいことです。Supercellにいる一人一人がこのマイルストーン達成に向けて貢献したと思っていますし、チームの一員であることが誇りであり、恵まれていると感じています。
次は何が待っているでしょう？ 私たちは、最高のゲームをつくるための最高の場所をつくりたいという想いから Supercellを創立しました。フラットな環境のなかで、素晴らしいゲームをつくることだけに集中できる場所...この考え方を忘れずにいれば、さらに良いゲームが生まれることでしょう。もちろん運が味方してくれればですが。
改めて、みなさんへ御礼の言葉を伝えたいです。 恵まれていることに感謝します。
イルッカ・パーナネン
動画では、毎日1億人のユーザーがSupercellのゲームを遊んでいることを伝えている。また、既存タイトルのコミュニティ要素である、クラン（『クラッシュ・オブ・クラン』）、コミュニティ（『ヘイ・デイ』）、タスクフォース（『ブーム・ビーチ』）が合計2億5000万以上あることも発表。
ご存じの通り、現在グローバルリリースされているゲームは『ヘイ・デイ』、『クラッシュ・オブ・クラン』、『ブーム・ビーチ』、『クラッシュ・ロワイヤル』の4タイトル。驚くべきなのが、グローバルリリースを見送ったゲームは14タイトルにも及ぶ。
思えば同社は、以前テスト配信を行っていた『Smash Land』を含め、様々なゲームタイトルで開発中止を決断している。これらの理由について、ユーザーからは好意的なフィードバックがあったものの、「ほかのゲームで設定された高い基準に到達することが困難だった」と自らで判断したのだ。
過去作に次ぐヒット作品を生み出していく同社だけに、現状の結果だけではGOサインを出せなかったのだろう。「本当に面白いゲームを世に送り出す」…こうした徹底した開発姿勢が、こんにちの結果に繋がったのだと思う。
【関連記事】
■『クラクラ』開発会社のSupercell 日本代表に訊く現状と今後 （2015年9月収録）
■CEOのイルッカ・パーナネン氏インタビュー （2013年8月収録）
■『クラッシュ・ロワイヤル』
