3月9日の東京株式市場では、日経平均株価は3日続落となり、前日比140.95円安の1万6642.20円で取引を終えた。為替の円高推移が続いたこともあり、朝方から輸出関連株などを中心に売り優勢の展開となった。また、メジャーSQ(特別清算指数)やECB(欧州中央銀行)の理事会などを控えていることも市場の手控えムードにつながっている。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、enish<3667>が一時700円に迫る水準まで買われるなど強さを見せた。enishは、1月に配信開始した『12オーディンズ』が、11連ガチャを行うと★4装備が確定でもらえる「吟遊詩人ガチャ」の開始などにより、App Storeの売上ランキングで一時45位まで上昇したことが株価の刺激材料となったようだ。
また、ミクシィ<2121>やカヤック<3904>が買われ、Aiming<3911>とマーベラス<7844>もしっかり。ウィズ<7835>の完全子会社化を目的とした公開買付けの実施を発表したバンダイナムコホールディングス<7832>も堅調に推移した。
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半面、アクセルマーク<3624>やケイブ<3760>、ドリコム<3793>の下げがきつく、ボルテージ<3639>やKLab<3656>、DeNA<2432>も売られた。前日は大幅高していたイグニス<3689>も利益確定の売りに押されて反落した。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社enish
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 安徳 孝平
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高35億800万円、営業損益12億600万円の赤字、経常損益12億6500万円の赤字、最終損益13億7400万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3667