gumi、海外子会社を再編、3.6億円の特損計上　カナダとドイツ子会社、米国開発拠点を閉鎖、中国の人員も削減へ

gumi<3903>は、本日（3月11日）、海外子会社の再編を行うとともに、特別損失を計上すると発表した。gumi Canadaとgumi Germanyを閉鎖するほか、gumi Americaと谷米信息技術(上海)有限公司の事業縮小を行うとともに、第4四半期において3億6000万円を特別損失として計上する。

同社では、モバイルオンラインゲームのグローバルなコンテンツ配信網の構築及び海外における地産地消タイトルの開発体制の構築を図るべく、積極的な海外展開を行ってきた。自社・他社タイトルの海外配信に関しては、各地域に根ざしたローカライズとマーケティングによりグローバルなコンテンツ配信網を構築し、『ブレイブ フロンティア』などのヒットタイトルを展開してきた。その一方、海外における地産地消タイトルの開発も行ってきたが、各海外子会社における開発タイトルのクオリティを精査した結果、選択と集中により経営資源の最適化を図る必要があると判断したという。

子会社の状況は以下のとおりとなる。

・gumi Canada,Inc.…事業撤退
・gumi Germany GmbH…営業活動の停止
・gumi America,Inc.…開発拠点であるオースティン支社を閉鎖。サンフランシスコにおける、ビジネスディベロップメント、マーケティング及び投資機能は維持
・谷米信息技術(上海)有限公司…人員数の適正化

なお、事業再編が売上高に与える影響は極めて軽微とのこと。他方、コスト削減額については、2017年4月期は年間で11億円になると見込まれるという。