【ゲーム株概況(3/18)】セカンダリ事業への期待でクルーズが後場急騰 コロプラはVR2タイトルが買い材料に 上場2日目のアカツキは厳しい値動き
3月18日の東京株式市場では、日経平均株価は4日続落となり、前日比211.57円安の1万6724.81円で取引を終えた。為替が一時1ドル=110円台まで円高に振れたことで、輸出関連株を中心に売り優勢の展開となった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、この日は前日上場したアカツキ<3932>が一時1506円まで下落するなど厳しい値動きとなった。全体の地合いの悪化で短期資金も手控えムードが強まっており、現状においては買い手不在の状況となっているようだ。
【関連記事】
【新規上場企業分析】アカツキの「成長可能性に関する説明資料」をチェック 16年3月期の業績予想は上ブレに 年間2~4本の新作投入を想定
ほか、アクセルマーク<3624>やアエリア<3689>、モブキャスト<3664>などがさえない。
半面、後場に入って急騰したのがクルーズ<2138>だ。同社は、セカンダリ事業として取り組んでいるグリフォンとスクウェア・エニックスとの協業タイトル『ミリオンアーサー エクスタシス』について、本日(3月18日)より「dゲーム」向けでの事前登録を開始(関連記事)したことが株価の刺激材料となったようだ。セカンダリ事業がこのまま軌道に乗っていくのか注目されるところだ。
また、コロプラ<3668>やenish<3667>、DeNA<2432>、カヤック<3904>なども買われた。コロプラは、Oculus Rift向け新作VRゲーム2作品を今春配信すると発表(関連記事)しており、VR関連として引き続き物色を集めたもようだ。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- クルーズ株式会社
- 設立
- 2001年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 小渕 宏二
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2138
会社情報
- 会社名
- 株式会社アカツキ
- 設立
- 2010年6月
- 代表者
- 代表取締役CEO 香田 哲朗
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高239億7200万円、営業利益26億7600万円、経常利益28億3400万円、最終利益12億8800万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3932
会社情報
- 会社名
- 株式会社コロプラ
- 設立
- 2008年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 チーフクリエイター 馬場 功淳/代表取締役社長 宮本 貴志
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高309億2600万円、営業利益28億5800万円、経常利益32億7600万円、最終利益18億9300万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3668