【ゲーム株概況(4/5)】ピーシーフェーズのソリューション事業買収でエクストリームがS高 VRへの取り組み発表のシリコンスタジオも3日ぶり反発
4月5日の東京株式市場では、日経平均株価は6日続落し、前日比390.45円安の1万5732.82円で取引を終えた。為替が1ドル=110円台に突入するなど、一段と円高方向に振れたことで、輸出関連株を中心に企業業績への懸念が広がる格好となった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、全体市場と同様にほぼ全面安の状況の中で、エクストリーム<6033>が朝方からストップ高に張り付く展開となるなど強さを見せた。エクストリームは、4日にピーシーフェーズのソリューション事業を取得すると発表しており、2017年3月期連結業績への寄与が期待されているもよう。
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また、シリコンスタジオ<3907>も3日ぶりの反発となるなど、買い優勢の展開となった。シリコンスタジオは、本日(5日)、バーチャルリアリティ(以下「VR」)技術への取り組みについて発表(関連記事)しており、今後も「GTMF2016」や「CEDEC」 「東京ゲームショウ 2016」などで積極的に展示を行うことや、ゲーム・映像に加え、建築や自動車、製造など非エンターテイメント業界にも積極的に展開することなどが明らかになったことで、VR関連として再度評価される格好となったようだ。
半面、Aiming<3911>が引き続き利益確定の売りに押される展開となり、一時ストップ安。このところ値動きが大きくなっている直近IPO銘柄のアカツキ<3932>もストップ安した。
ほか、カヤック<3904>やモブキャスト<3664>、クルーズ<2138>などの下げがきつい。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社エクストリーム
- 設立
- 2005年5月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 佐藤 昌平
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高102億1700万円、営業利益10億9700万円、経常利益14億4800万円、最終利益10億3400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 6033
会社情報
- 会社名
- シリコンスタジオ株式会社
- 設立
- 2000年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 梶谷 眞一郎
- 決算期
- 11月
- 直近業績
- 売上高45億5400万円、営業利益2億3800万円、経常利益2億4600万円、最終利益2億円(2023年11月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3907