【ゲーム株概況(4/11)】『シノビナイトメア』の事前登録開始でgumiがS高 1Qの3四半期ぶり赤字計上を嫌気してシリコンスタジオが一時S安
4月11日の東京株式市場では、日経平均株価は3日ぶりに反落し、前日比70.39円安の1万5751.13円で取引を終えた。為替が再び1ドル=107円まで円高方向に振れたことで、輸出関連株を中心に売り物が広がった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、gumi<3903>が朝方から買われ、ストップ高となるなど急騰した。Fuji&gumi Gamesの国内第三弾タイトル『シノビナイトメア』の事前登録受付が前週末(8日)より開始(関連記事)となったことが材料視されている。また、4月6日にリリースした新作『クリスタル オブ リユニオン』がApp Store売上ランキングで46位まで浮上(関連記事)するなど順調なスタートとなっていることも評価材料となっているようだ。
ほか、オルトプラス<3672>やAiming<3911>、カヤック<3904>などが買われ、マイネット<3928>やアカツキ<3932>なども高い。
半面、シリコンスタジオ<3907>が一時ストップ安となるなど売り込まれる展開となった。シリコンスタジオは、前週末(8日)に発表した2016年11月期の第1四半期決算が3四半期ぶりの赤字計上(関連記事)となったことが嫌気された。直近はVR関連の話題などが株価を押し上げてきただけに、今回の発表を受けて、いったん手仕舞う動きがでてきているもよう。
そのほかでは、大手ゲーム株の一角であるバンダイナムコHD<7832>やセガサミーHD<6460>がさえない。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903
会社情報
- 会社名
- シリコンスタジオ株式会社
- 設立
- 2000年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 梶谷 眞一郎
- 決算期
- 11月
- 直近業績
- 売上高45億5400万円、営業利益2億3800万円、経常利益2億4600万円、最終利益2億円(2023年11月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3907