アクロディア、16年8月期業績予想を修正…配信先拡充施策の奏功やXioのゲーム関連事業譲受で売上高は上ブレ 粗利率の低下で各利益項目は下ブレ
アクロディア<3823>は、4月14日、2016年8月期通期の業績予想の修正を発表、売上高は従来予想の19億4700万円から27億500万円(増減率38.9%増)となるものの、営業利益は同2900万円から1400万円(同52.4%減)、経常利益は同2200万円から600万円、当期純利益は同1300万円から3600万円の赤字に下方修正された。
一部の既存ソーシャルゲームが計画を下回った一方で、配信先を拡充し好調に推移している一部ソーシャルゲームやふるさと納税関連サービスの寄与により、売上高は計画を上回って推移しており、通期においては3月29日付で譲り受けたXioのゲーム関連事業も寄与してくる見通しだ。
半面、利益面については、既存ソーシャルゲームの売上減少や、ふるさと納税関連サービスに付随して提供する端末などの購入費用による粗利率の低下が響いた。さらに当期純利益については、一部のソフトウェア資産について減損処理を実施し、減損損失2100万円を特別損失として計上している。
同日発表した第2四半期累計(9~2月)の業績は、売上高11億8400万円、営業損益1億2700万円の赤字、経常損益1億3100万円の赤字、四半期純損益1億6600万円の赤字となった。
コンテンツサービスの分野に注目してみると、引き続き、複数のプラットフォームで各ソーシャルゲームを配信し、既存ゲームの新規顧客獲得やマネタイズ施策を強化した。さらに2016年3月29日に健康コーポレーション<2928>の連結子会社であるXioが運営するゲーム関連事業の一部であるゲームソフトの受託開発、受託運営、共同開発、及び自社開発運営事業を譲り受けた。
3Dを含むネイティブアプリゲームの開発・運営に関する人的リソース及び幅広いジャンルで複数の大手ゲームパブリッシャーから受託してきた人気ゲームの開発・運営に関する豊富な実績とノウハウを活かし、ゲーム・アプリ開発・運営部門を補完し、社内リソースの効果的運用と収益性向上を図るという。また、自社開発運営事業では、新規ソーシャルゲームの自社開発を行い、さらにゲームやアプリのラインアップを充実させていくことに注力した。
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会社情報
- 会社名
- THE WHY HOW DO COMPANY株式会社
- 設立
- 2004年7月
- 代表者
- 代表取締役会長 田邊 勝己/代表取締役社長 篠原 洋
- 決算期
- 8月
- 直近業績
- 売上高9億0100万円、営業損失5億1400万円、経常損失4億0500万円、最終損失5億8100万円(2021年8月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3823