サイバーエージェント、子会社マイクロアドがソフトバンクと資本・業務提携を実施 保有するマイクロアド株の一部をソフトバンクに譲渡
サイバーエージェント<4751>は、連結子会社マイクロアドがソフトバンクと資本・業務提携を行い、サイバーエージェントが保有しているマイクロアドの株式の一部をソフトバンクに譲渡することおよびマイクロアドがソフトバンクを引受先とする第三者割当増資を行うことを発表した。株式譲渡日は5月31日の予定。
なお、株式譲渡に関しては、関係当局への届出等の手続きが完了することを前提としている。
1.資本・業務提携の理由
サイバーエージェントが88.59%を保有するマイクロアドは、インターネットのアドプラットフォーム事業、アドネットワーク事業を国内外で提供している。ソフトバンクと資本・業務提携することにより、両社の協力関係を強固なものにし、スマートデバイス向けの新規広告サービスの開発等に取り組んでいく。また、本資本・業務提携にともない、ソフトバンクからマイクロアドへ1名以上の取締役の派遣を予定している。
2.業務提携の内容
マイクロアドが、これまで培ってきたインターネットのアドテクノロジーとソフトバンクが有するモバイルマーケティングのノウハウを融合し、ユーザーの利用シーンの特性を生かしたスマートデバイス向けの新規広告サービスの共同開発などに取り組んでいく。
3.資本提携の内容
サイバーエージェント保有のマイクロアド株式の一部をソフトバンクに譲渡する。株式譲渡およびマイクロアドの第三者割当増資により、ソフトバンクの持株比率は20.01%になる。
なお、株式の譲渡により、サイバーエージェント単体の特別利益(関係会社株式売却益)に約33億円、当期純利益に約22億円を計上する見込みだが、当期より企業結合に関する会計基準等が改正されたことに伴い、連結業績における株式売却益は発生しない。そのため、連結業績への影響は軽微となるとしている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高8029億9600万円、営業利益418億4300万円、経常利益414億7500万円、最終利益162億4600万円(2024年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751
会社情報
- 会社名
- ソフトバンク株式会社
- 設立
- 1986年12月
- 代表者
- 代表取締役会長 宮内 謙/代表取締役社長執行役員兼CEO 宮川 潤一/代表取締役副社長執行役員兼COO 榛葉 淳/代表取締役副社長執行役員兼COO 今井 康之
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9434