MTI、第2四半期は2ケタ営業増益を達成…高付加価値サービス好調でARPUが上昇

エムティーアイ<9438>は、4月28日、第2四半期累計（2015年10月～2016年3月期）の連結決算を発表し、売上高169億円（前年同期比2.3％増）、営業利益24億円（同18.1％増）、経常利益24億円（同19.7％増）、最終利益14億円（同30.9％増）だった。

 

同社では、主力サービスにおいてARPUの高いスマートフォン有料会員の獲得が順調で、ARPUの上昇傾向が続いていることに加え、広告宣伝費の増加を抑制したことにより、2ケタの増益を達成したと説明している。決算説明会資料によると、ARPUは前年同期比で13.3円伸びたとのこと。音楽・書籍・動画サービスではDVD発売の映画の先行配信などが奏功し、400円（高課金）の比率が上がっているほか、医療情報サービスの月額有料会員数（400円コース）も拡大しているとのこと。

 

なお、会員の状況については、全国の携帯ショップを中心に顧客単価（ARPU）の高い自社コンテンツの スマートフォン有料会員獲得に注力し、第２四半期に有料会員獲得が振るわなかったこと により、2016年３月末の同有料会員数は608万人（2015年９月末比８万人増）となり、有料会員数 合計は781万人（同13万人減）となった。

 

2016年9月通期は、売上高350億円（前期比4.6％増）、営業利益47億円（同10.7％増）、経常利益46億円（同12.4％増）、最終利益27億円（同3.6％増）を見込む。