アクセルマーク、2Qは売上高24%減、8100万円の営業赤字に…採算性の低いタイトルのサービス終了が影響 3QはQonQで売上倍増、大幅黒字転換へ【表追加・追記】

アクセルマーク<3624>は、5月10日、2016年9月期の第2四半期累計(10~3月)の連結決算を発表、売上高12億5700万円(前年同期比24.7%減)、営業損益8100万円の赤字(前年同期2200万円の赤字)、経常損益8400万円の赤字(同2600万円の赤字)、四半期純損益8500万円の赤字(同4900万円の赤字)となった。
 

各セグメント別の状況は以下の通り。

①モバイルゲーム事業…売上高4億7800万円(前年同期比41.7%減)、セグメント損益1000万円の赤字(前年同期4600万円の黒字)
新規タイトル『ワールドクロスサーガ -時と少女と鏡の扉-』及びその他新規開発へのリソースの集中を進め、採算性の低いタイトルのサービスを終了した。その結果、前年同期に対して売上が大きく減少した。その半面、『キングダム -英雄の系譜-』の1周年記念キャンペーンや『反逆のシエルアーク』130万ダウンロード記念感謝祭などを受けて、既存タイトルの売上は好調に推移した。また、『ワールドクロスサーガ -時と少女と鏡の扉-』の開発人員の増員及び事前プロモーションの実施により、費用が増加した。

②広告事業…売上高6億1700万円(同3.1%減)、セグメント利益700万円(同80.3%減)
主力サービスであるスマートフォン向けアドネットワーク「ADroute」において機能拡充及び顧客数拡大に注力した結果、3月には過去最高の月間売上を更新した。新たなブランド体験を実現する広告サービス「BRAND SCREEN」においては引き続き、案件の獲得に注力した。

③コンテンツ事業…売上高は1億6100万円(同23.8%減)、セグメント利益1900万円(前年同期比6.6倍)
キャリアプラットフォームを対象としたサービス売上に関して漸減傾向が続いた。今後の新たな売上獲得を目指し、スマートフォン向けサービスをリリースした。

なお、2016年9月通期の業績予想は非開示で、第3四半期の連結業績予想をあらたに開示しており、売上高24億6000万円(前年同期比4.3%増)、営業利益3100万円、経常利益2600万円、四半期純利益500万円を見込むとしている。

 

■2Qは赤字幅拡大も、3QはQonQで売上倍増&大幅黒字転換へ
なお、業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、第2四半期期間(1~3月)は、売上高が前四半期比1.1%増の6億3200万円で、各利益項目は赤字幅が拡大した。しかし、第3四半期業績予想から第3四半期期間(4~6月)の業績予想を計算してみると、売上高は前四半期比90.3%増の12億300万円、各利益項目は大幅な黒字転換の見通しとなっている。
 

 
アクセルマーク株式会社
http://www.axelmark.co.jp/

会社情報

会社名
アクセルマーク株式会社
設立
1994年3月
代表者
代表取締役社長 松川 裕史
決算期
9月
直近業績
売上高21億4400万円、営業損益9800万円の赤字、経常損益1億円の赤字、最終損益1億200万円の赤字(2023年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3624
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