【DeNA決算説明会①】『Miitomo』は任天堂ブランドと"任天堂らしさ"がスマホでも通用することを示した

ディー・エヌ・エー（DeNA）<2432>は、5月11日、2016年3月期の決算発表を行うとともに、東京都内で決算説明会を開催した。任天堂との協業第1弾である『Miitomo（ミートモ）』について、1000万ダウンロードを突破するなど順調なスタートを切ったと述べた。DeNAにとっても初の世界同時リリースとなった本作だが、DeNAの守安功社長（写真）は「任天堂のブランド力に加え、UIやUX、サウンドに現れている"任天堂らしさ"がスマホにおいても通用することを示したといえるのではないか」とコメント。DeNAは、主にサーバーサイドを担当しているが、非常に多くのトラフィックが発生しているものの、「トラブルなくこなせている」という。

今後、『ファイアーエムブレム』と『どうぶつの森』（いずれも16年秋に配信予定）など複数の有力タイトルをリリースする予定で、収益面でのドライバーとして期待されるところである。『ファイアーエムブレム』はコアなファンを抱えているタイトルとして、そして、『どうぶつの森』は多くのファンがおり、ソーシャル性とも相性がいいタイトルとして期待しているという。このほか、サービス運営基盤を共同開発している「My Nintendo」についてもユーザー数が着実に増えているという。将来的には『Miitomo』とともに、スマートフォンアプリとの連携（送客）などを行うなど、相乗効果も狙っていく考えもあるようだ。