グリー<3632>のスマートフォン向けアプリ開発を担うスタジオ「Wright Flyer Studios」が、4月25日より、App StoreおよびGoogle Playにて配信を開始した『ソウルアームズ』。
本作は、突如出現した魔物によって死の世界へと変貌してしまった国を舞台に、大陸を再び人類の手に取り戻すべく冒険を進める本格派アクションRPG。いつでも手軽にマルチプレイを楽しめる「乱入式共闘システム」を取り入れており、戦闘では、2つの武器を使ったコンボシステム「デュアルアームコンビーション」によって様々なアクションを繰り出し、敵をなぎ倒すことができる。400種以上の武器や防具で、自分好みに最強の戦士をカスタマイズできる。
となっている。
本稿では、そんな『ソウルアームズ』の魅力をレビュー形式でたっぷりとお届け。
■導入から引き込まれるダークファンタジーな世界観
本作の物語は、主人公の住む村が強大なドラゴンに襲われるというショッキングなシーンから始まる。物語序盤に勝ち目がない敵に遭遇するのはファンタジーRPGのお約束とも言えるが、そこで「救導王ヘイムダール」や「グローリア兵長」に出会い、救われたことからシナリオが展開していく。
故郷崩壊から数年が経ち、救導王ヘイムダールが指揮するウォーヘッドの入団試験を受けることになった主人公は、同僚であるお調子者の「ナセル」らと出会い、共に魔物たちの手から世界を取り戻すべく任務をこなしていくこととなる。
【主な登場人物】
■乱入システム搭載で「いつでも誰とでも」を実現
クエストでは、指定されたターゲットの撃破が主な目的となる。先述した物語が展開する「シナリオクエスト」、素材集めやレベリングに優位な「ミッションクエスト」、期間限定の「イベントクエスト」が用意されており、それぞれ街のカウンターから受注可能。
バトルはシンボルエンカウントで発生し、同じエリアにいるプレイヤーとの最大4人での共闘が可能。「乱入OK」と表示されている敵シンボルに触れれば、他のプレイヤーの戦闘に参加することができる。戦闘終了後には、敵に与えたダメージなど、貢献度によってランキングされ経験値が割り振られることから、最初から戦っていたプレイヤーだけが損をするという構図にはならないよう考慮されている。
▲吹き出しを使ったコミュニケーションが可能なほか、苦戦している際にエリア内のユーザーに助けを求めることもできる。
また、ソロプレイや特定のフレンドと遊びたいというときは、街でタウンロックをかければロックパスを知っているユーザー以外は入ってこれないよう設定できる。
■コンボ中にワンタップで武器を切り替える爽快アクション
バトルについても独自性の高いシステムが搭載されており、2つの武器を切り替えながら戦うことができる。武器には「剣」と「斧」があり、「剣・斧」「剣・剣」「斧・斧」から自分好みの組み合わせをチョイスできる。戦闘中は、緑と黄色の攻撃ボタンを押す順番によって多彩なコンボが発動。一撃のダメージは大きいがモーションが遅かったり、細かい攻撃を素早く叩き込める技など、敵との相性や状況によってコンボを使い分け、如何に効率良くダメージを与えていくかがポイントとなる。
また、武器は使い込むほど熟練度が上がっていき、特定のレベルになると街で報酬を得ることができる。
そのほか、武具にソウルをセットし、戦闘でゲージをMAXにすることで、特殊なモーションを備えた物理攻撃から魔法的なものまで、様々なアクティブスキルを発動することが可能。また、スキルにはアクティブスキルのほか、基礎能力を高めたり状態異常を防げるパッシブスキルが存在する。
■冒険に行き詰ったら武具を強化
続いて、武具の強化システムを紹介していこう。武具は、クエスト報酬などで手に入る「ターンダイト」と呼ばれるアイテムを合成することでレベルを上げることができる。ターンダイトにも武具と同じく「剣」、「斧」、「兜」、「帽子」、「鎧」、「服」といった種類があり、種類が一致するものを合成することで、より多くの経験値を得ることができる。
さらに、レベルがMAXになった武具の中には、進化でレア度を上げることができるものもある。進化には、ゴールドと素材が必要だ。報酬やガチャ含め、武具はかなりの数が手に入るので、所持しきれなくなった際には「分解」でターンダイトやソウルに変換してしまおう。使わないものは積極的に分解することが自身の強化にも繋がる。
本作では、最初のクエストから共闘が可能となっているため、序盤こそ数の力で押し切ることも可能ではあるが、中盤~終盤のクエストでは個々の立ち回りが非常に重要なものとなってくる。そういった意味でも、敵のモーションを見切ったコンボの使い分けや、武具の強化、セットするソウルの組み合わせなど、多彩な方面から攻略に取り組めるよう設計されている。一期一会の出会いを楽しむもよし、仲の良い仲間と戦略を練りながら挑むもよしの楽しみ方ができるので、自分なりのスタイルを貫きたい方にはピッタリの作品となっているだろう。
(編集部:山岡広樹)
■『ソウルアームズ』
(c) Wright Flyer Studios / Developed by TriFort, Inc.
会社情報
- 会社名
- 株式会社WFS
- 設立
- 2014年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 柳原 陽太