メルカリ、二次創作物の公式流通PFへの取り組みを開始…第1弾は位置情報ゲーム「Ingress」を開発・運営するNianticと提携
メルカリは、6月13日、二次創作物の公式流通プラットフォームへの取り組みを開始すると発表した。第一弾として、スマートフォン向けの拡張現実技術を利用した位置情報ゲーム「Ingress」を開発・運営するNianticと提携し、メルカリのアプリ上でIngressの二次創作物の公式販売を開始する。
今回の取り組みでは、権利者がメルカリを介した二次創作物の流通に対し限定的なライセンスとロイヤリティを設定することで、メルカリ上での二次創作物の売買を公式に認めるものとなる。この際、二次創作物の出品者は、取引成立時に権利者にライセンス許諾料を支払う。また、Nianticが不適切と判断したものに関しては、ライセンスの取り消し・削除・注意などを行うとのこと。こうした取り組みにより、権利者は正しいライセンスの利用とユーザーの自由な創作活動を推奨できるようになるという。
『Ingress』についてユーザーのコミュニティ活動が活発で、ユーザーによる二次創作物を交換する頒布会等が過去定期的に開催されていた。Nianticでも、これまでユーザーのガイドラインに従った非営利的な表現活動(二次創作物の制作)を応援してきたものの、第三者への頒布で金銭的対価が発生する場合、営利性の判断が難しいことが課題となっていたとのこと。
■Niantic CEO ジョン・ハンケ氏のコメント
「メルカリとのパートナーシップを発表できて、大変嬉しく思っています。今回の提携を通じて、クリエイターの皆さまは、創造性が遺憾なく発揮された美しい手作りの作品を安心して販売できるよりになり、ファンの皆さまも安全に購入できるようになりました。私達と一緒に、クリエイターとファンを結び、創造的な活動を応援する方法を実現してくれたメルカリの皆さまに御礼を申し上げます。また、クリエイティブな文化を生み出し、守り育ててくださっているイングレスファンの皆さまにも感謝申し上げます。この仕組みによって、コミュニティの文化が発展し、長く続くものになることにつながればと思っています」
■メルカリ 代表取締役社長 山田進太郎氏のコメント
「今回の革新的な取り組みに協力いただいたNiantic, Inc. に感謝いたします。また、イングレスファンの皆様にメルカリ上での二次創作物の公式売買の場を提供できることを、大変嬉しく思います。今回の取り組みは、権利者と二次創作物の作者、双方にとって安心してメルカリ上での取引を行っていただける、新たなプラットフォームになると確信しています。今後ともメルカリはイングレスファンの創作活動を支え、応援していければと思います。」
会社情報
- 会社名
- 株式会社メルカリ
- 設立
- 2013年2月
- 代表者
- 代表取締役 CEO(社長) 山田 進太郎
- 決算期
- 6月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4385
会社情報
- 会社名
- Niantic